今日、東中野のポレポレ坐で「アルナの子どもたち」という映画を観てきました。
イスラエル占領下のパレスチナで子供達の為に劇場をつくり、演劇やダンス、音楽を通して希望と笑顔を生み出した女性[アンナ]。アンナの病死と呼応するかのように情勢は悪化し、夢を語っていた子供達が、自身の肉体を武器として憎しみを炸裂させる。この死を、[自爆テロ]の一言で片付けられるのだろうか…。 この映画を観ることは、人間としての義務です。上映日程の詳細は、下記サイトにて。
http://www32.ocn.ne.jp/~ccp/
私は、4月15日付け朝日新聞 土曜版、赤の「be」で、この上映を知りました。あまりにも心動かされる記事だったので、足を運んだ次第。映画のあと、この記事を書いた森本記者のトークショーがあり、私も質問させていただきました。
「演劇に、憎しみや暴力を無化できる力があると信じていらっしゃいますか」。
森本記者は、一般論に逃げることなく真っ直ぐに私の目を見て「信じています」と一言。森林浴にも似た清々しさを感じました。
トークショーの結びとした彼女の言葉は、心に残るものでした。
「私自身、本当に取材に行ける日がくるとは思ってもみませんでした。この映画を観てから今日の上映会まで、数年の時が流れています。[思いを持ち続ける]ということを忘れないで下さい。そして、この映画の中の子供達の笑顔を忘れないで下さい。」
…忘れませんとも!!