2015年6月28日日曜日

谷英美 作『顔~沖縄戦を生き抜いた女の半生~』朗読会@沖縄

一昨日、沖縄公演から無事帰ってまいりました。
昨日は、急きょ7月10日にご依頼いただいた仕事の打ち合わせがあり、今日はもうはや稽古で。

旅公演でいなかったものですから、今週は朗読教室がめじろ押しで。
さすがにまだ疲れてて眠いです。

荷ほどきもまだ終わってなくて、お礼状書きもあるしで…
じっくりふり返った記事書くのは、ファンクラブの会報になりそうです。
ごめんなさい。
その代わり、ちょっとしたエピソードは、アゲていきますね☆

公演前に琉球新報が掲載して下さった告知記事UPしたいのですが、このブログ、写真とか載せられる作りになってなくて…残念です。。
でも著作権の関係で、「見出しはいいが、本文は読めない程度の解像度」にしなければならないそうです。
でもでもコピーを、ファンクラブの会報に同封するのはかまわないんですって。
ネットではNGで、コピーした紙を配るのはOKって、なんかよくわからないですよね。
記者さんも「なんか変」と思っておられるとのことでした。

25日の公演も、琉球新報の取材が入ったので、今日あたり記事が出ているかもしれません。
掲載紙を送って下さるそうなので、またUPしたいのですが…ざんね~~~ん!

2015年6月21日日曜日

沖縄での朗読会にご協力下さっているお店、埼玉県富士見市<ゆんたく亭>のご紹介です

沖縄公演、たくさんの方が応援して下さっているのですから、なりふり構っていられません。
6月23日と25日の、沖縄での朗読会に、一人でも二人でも多くお運びいただけますよう、沖縄入りしてからもチラシ撒くぞ~。

昨日に続き、ご支援を賜っているお店のご紹介です。
埼玉県富士見市の沖縄料理屋さん〈ゆんたく亭〉。
 https://plus.google.com/103172832832248717665/about?gl=jp&hl=ja 

こちらのアンマーは、宮古島のご出身。
沖縄戦の朗読を続ける私めを、可愛がって下さっています。
そんなことで、沖縄のお知り合いにお声掛け下り、本当に在り難いです。

〈ゆんたく〉というのはウチナーグチ(沖縄の方言)で、「集まってお喋り」することです。
美味しいお料理とお酒があったら、お喋りも弾みますね。

でもね、喋る内容にはご注意めされ。
気骨のあるアンマーは、喋る内容によっては「沖縄についてもう少し勉強するまでは、二度と来ないで」と出禁にしますから。

でもマジ、〈ゆんたく亭〉のお料理はどれも美味しいです!
化学調味料は一切使わず、出汁から丁寧にひいています。
食材は、全て沖縄から空輸。
しかも「味が落ちる」と作り置きしないので、食べたい料理が売り切れていたりもします。

欲の無い家族経営のお店なので、定休日以外もけっこう休んでます(笑)。
やってるかどうか、確認してから行くほうが無難かもしれませ~ん。

さて、明朝早いので、もう休みます。
私、自宅のPCでしかFBできないので、旅公演から帰ってくるまでしばしおいとまをいただきます。
新たな出会いと、ストーリーを紡いできますね。

2015年6月20日土曜日

Special thanks to カフェ〈南風〉の山田ちづこさん

あさってからの沖縄公演にあたり、琉球新報・東京支社の報道部長をご紹介下さった山田ちづこさんは、さいたま市で〈南風〉という素敵なカフェをされています。
 http://ameblo.jp/chizukocosmos/ 

一昨年、さいたま市で『顔~沖縄戦を生き抜いた女の半生~』を朗読させていただいた時の主催者が、昼食に連れて行って下さったのが〈南風〉でした。
〈南風〉のママ・山田さんは、石垣島のご出身。

その時のご縁から、まぁどんどん繋がるご縁の輪…
沖縄ネタでは必ず登場している亡き近田さんが生前話題にしておられた方が、実は何と山田さんのことだったと判明したり!

山田さんには、琉球新報のみならず、沖縄では染め織りの第一人者という上原美智子さんをもご紹介いただきました☆
綾なすご縁に導かれ…好きなことや大切にしていることが同じ人とは、このように出会わされてゆくものなのですね…。
偶然のような出会いは必然とよく言うけれど、実感です。

2015年6月19日金曜日

今日は、ラジオ沖縄が、慰霊の日の朗読会を告知して下さいました☆

沖縄での朗読会について琉球新報がどのように書いて下さったのかはわからないのですが、昨日さっそく事務局の佐藤さんに問い合わせがあって。そのうちのお一人と一緒に、佐喜眞美術館の屋上で夕日を見ることになりました。
 http://sakima.jp/ 

皆さんは6月23日が何の日かご存知でしょうか?
沖縄慰霊の日、沖縄にとっての終戦記念日とも言われています。
『沖縄戦の図』で知られる佐喜眞美術館の屋上は、慰霊の日の日没線に合わせて壁が作られているのです。

慰霊の日の朗読会は14時~なので、終演後、佐喜眞美術館へ行き、屋上で夕日を見る予定になっています。

事務局にお問い合わせ下さった方は朗読をされているそうで、後輩が式典で宣言文を読まれるとか。
金子みすゞにも興味がおありのようで、ど~~~しても私と会って話したいと、式典が終わったら車飛ばして佐喜眞美術館にいらっしゃるそうです。

慰霊の日に、ウチナンチュと一緒に夕日を見る…そんな交流が生まれて、とても嬉しいです。
晴れるといいなぁ!

嬉しいことばかりではありません。
「ヤマトンチュが沖縄に何しにくるんだ」とだけ言って切れた電話もあったそうです。
盾になってくれている事務局に感謝しつつ、謙虚に受け止めたいと思います。

でも今日は今日で、ラジオ沖縄が告知して下さったそうです。
ありがとうございます。

2015年6月18日木曜日

今日の琉球新報に、沖縄公演の告知記事が載りましたぁ☆

私、沖縄でお土産を買う時は、ジミーズベーカリーと決めておりまして。
 http://www.jimmys.co.jp/x/modules/shop/content0005.html 

これまで何度か故・近田洋一氏について書いてきましたが、沖縄出身のジャーナリストで、谷を応援して下さっていた方です。
近田さん、奥様の法事などで沖縄へ帰った時のお土産は、いつもジミーのお菓子だった…
私にとって、近田さんの思い出の味なんです…

この時期だと、季節限定〈ゴーヤのパウンドケーキ〉を買えるなぁと、昨日予約の電話をしました。

で、ダメもとで、お願いしてみました。
「来週、沖縄で朗読会をさせていただくのですが、琉球新報さんが明日、告知記事を出して下さることになっていて。その記事、お店に掲示していただくことなんて、できませんでしょうか?」
店長さんが、ご快諾下さいました~~~!!!

頼んでみるものですね。
たくさんの方が一生懸命、応援して下さっているのですから、私だってぼんやりはしていられません。

今日の琉球新報に大きく出たそうです。
私はまだ見ていないのですが。
ジミーズベーカリーの那覇店さん、貼って下さったかなぁ☆

2015年6月16日火曜日

2015年6月16日(火)くもり時々晴れと雨

愚息は去年、大学を卒業して就職し会社の寮へ。
めでたく独立してくれたのはいいのだが、思いっきり跡を濁して巣立っていった。
後に残された、鬼きったない部屋…

防毒マスクを付け(笑)、「もう、ビョーキになりそう」とか思いながら、時間ができたのでやっと片付けましたぁ☆

そしたら、初めてアルバイトした時のニッカボッカが、カオスの山から…
丸めて捨てようとした手を止めて、あらためて広げてみた。
かぎ裂きと、汚れ具合のリアリティ…!!!
「これ、衣裳に使える。『アローン・シアター』の演目では、たぶん一生使わないけど」

知り合いの衣裳さんに電話したら「欲しい、欲しい、欲しい、欲しい!あたし、汚しかけるの、すんごい苦手なの」と、ニッカボッカの嫁入り先決定。
お役に立てて、めでたし、めでたし。

ちなみに彼女は、太鼓奏者・林英哲さんがお気に入りの衣裳さん。
アローンでも、『父と暮せば』で、竹造の衣裳をお願いしました。
再演してゆく演目なので、レンタルではなくて買い取り。
お世話になってま~す。

2015年6月13日土曜日

2015年6月13日(土)くもり時々晴れ

ちょっと時間ができたので、溜まりに溜まったデスク周りのほこりと紙の山を片付けようとして、手が止まって涙がこぼれた…
私の時間も、あの日で止まってたみたいだ。
片付ける時間が無くなったのは、2011年3月11日以降だと、書類の山が語りかけてきた。

避難所名簿、ネットの伝言板を検索した安否確認のメモ、メモ、メモ…
リクエストされた物資と送り先のメモ、メモ、メモ…

私の時計は、動き出せたけれど、まだ止まったままの人もいるんだよね…
自分のために使う時間ができたのは良いことなのだろうけれど、いろいろな想いが胸をよぎる。

2015年6月11日木曜日

2015年6月18日付、琉球新報で沖縄での朗読会の告知をして「いただける予定です☆

師匠より巣立ちに贈られた、金子みすゞを描いた一人芝居の脚本『空のかあさま』と衣裳以外、何も持っていなかった16年前の私。
『空のかあさま』を続けるために立ち上げた、一人劇場『アローン・シアター』。
仕事が無くなった時が終わる時。
雨後のたけのこのように、誕生しては消えていくたくさんの劇団、浮き草稼業。
いつでもやめる覚悟と背中合わせに生きてきた。
…けど、ど~いうわけか続いちゃいまして、ほんと~~~におかげさまです。

吹けば飛ぶような私めですが、もっかい見たいというリピートとアンコールに支えられ、ふと気がつけば、在り難いネットワークの雨霰!
こうなってくると、手に職レベルですよね(笑)。
私が元気でいる限り、この肉体で育てた芸を、誰も獲ることはできない。

昨日は、琉球新報・東京支社の報道部長に、沖縄公演の取材を受けました。
18日の琉球新報に、告知記事を出していただけるそうです☆
転載許可をいただいて、ご覧いただけるようにしたいと思っています。
ご縁に感謝。
昨日も、近田さんの話をいっぱいできて嬉しかったヨ。

2015年6月9日火曜日

亡き、近田洋一氏のこと その2

近田さんの話が続いて恐縮です。

少し前になるが麿赤児さんの本に、近田さんの名前を見つけた時は、なんだかすんごく嬉しかった。
唐十郎の『腰巻お仙』沖縄公演で昔、琉球新報の近田氏が書いてくれた記事が忘れられない…そんなことが書いてあった。
ほんと、血の通った体温のある記事を書く記者だった…。

7年経っても、そこにもここにも近田さんがいて…

近田さんが引き合わせて下さった、劇団昴の制作部長・荒川氏から芝居の招待状が届いた。
今回は沖縄での朗読会と重なっていて、行かれない。
久し振りにお会いしたいのに、残念だな…。

金子みすゞの朗読会にいらして下さった時の打ち上げで、「これだけは誰にも負けない、っていうものを持ってる役者は強いよね」と、言って下さった。
くすぐったいけど、嬉しかった。

近田さんが繋いで下さったご縁も、近田さんも、一緒に生きている。

2015年6月7日日曜日

月桃忌 2015

罪もない花には申し訳ないのだけれど、私は立ち葵が嫌いだ。
大切な人を亡くした、焼けるような悲しみがまざまざと蘇って…

その人の名は、近田洋一。
沖縄出身のジャーナリスト。
私の剥き出しの感情の混沌に哲学を与え、言葉で整理してくれていた。
父であり、恋人であり、同士だった。
お酒と、お芝居が大好きで…
金子みすゞの一人芝居と共に、沖縄戦の朗読を続ける私の舞台を愛し、どれだけ記事を書いていただいたかわからない。
埼玉新聞では、私は近田さんの愛人と噂されていたそうだ(笑)。

それなのに、喧嘩している最中に逝かれてしまった…
二度と伝えることの叶わない「ごめんなさい」。

でも今回、「そんなこと、とっくに赦してるよ」と言ってくれているようで…
沖縄での朗読会、近田さんも応援してくれているような気がして…

昨日、月末の沖縄での朗読会に力を貸して下さっているカフェのママに、一言お礼をとお邪魔してきた。
そうしたら何と、並々ならぬ近田さんとのご縁が判明。
ママも驚いておられた。

今日は、近田さんの7回目の命日。
月桃忌に寄せて一句。

タチアオイ この七年の泣き笑い

2015年6月4日木曜日

大船渡だより

大船渡の友が、やっと仮設から出られた☆
長かったなぁ…。

震災前にすでに亡くなっていたご主人のご両親(義父母)のお家を、修理して戻られた。
波被って、半壊になったお家を修理して戻った。
「もしまた津波が来たらと思うと…子どもたちを守ること考えたら、違うところに住みたい」と言っていた。
「でも、年寄りだけで、ほっとけない」と言っていた。

喜び一色の引越しではないけれど、幸多かれと、ありったけの想いを込めて祈ってる。
引越し祝いに、バスマットを送ったヨ。
色違いのお揃いで、うちの分も買った。
ピンクとベージュの猫柄で、ピンクの方が、彼女の。
お嬢さんが、「カワイイ!」と喜んで下さったそうで、私も嬉しいな。

2015年6月2日火曜日

朗読会In沖縄

今月、沖縄で、沖縄慰霊の日と、その二日後に朗読会をさせていただきます。

2015年6月23日(火)14:00~
@那覇バプテスト教会 ホール
 http://naha-baptist.jp/?page_id=29 

6月25日(木)18:30~
@沖縄県男女共同参画センター 3階 研修室1
 http://www.tiruru.or.jp/about.html#access 

朗読後のアフタートークに、お話のモデルである新垣さんにご登場願います。

入場無料
☆会場費へのカンパとして、1コイン・500円お願いいたします

主催 『アローン・シアター』
お問い合わせ 090-6147-4160(佐藤)
演目は、私めの書き下ろし『顔』~沖縄戦を生き抜いた女の半生~。

この作品のモデル・新垣さんとの出会いをいただいたのは5年前…

「沖縄戦の図」「原爆の図」等、戦争を描き続けた丸木夫妻の美術館が、埼玉県東松山にある。
地元・埼玉の宝と誇る大切な美術館だ。
そこの〈OKINAWA展〉イベントでの朗読会に、新垣さんがいらして下さったのだ。

終演後、声をかけて下さり…
その後、会ってゆっくりお話をうかがい…
何としても、その生き様を映したいとの一念で
モノ書きでもないのに、作品を書き…
ついには、沖縄での朗読会をさせていただけることとなりました。
たくさんの方のご尽力に、感謝の気持ちでいっぱいです。

とても嬉しい反面、とても恐い…
沖縄と本土の今の構図の中で、本土の女優が朗読をさせていただく…

6年前、初めて沖縄で朗読させていただいた時も、ものすごく緊張したけれど
その頃より、状況は大変に厳しくなっている。

なんか、緊張し過ぎて、挙動不審になってる(汗)。
落ち着け、アタシ!
素直に、謙虚に
新垣さんと一緒に、沖縄で、慰霊の日の風に吹かれてこようと思う。

2015年6月1日月曜日

はぁ~~~ッ?!!!

「こんなのアリかよ~~~!」っていう〈みすゞネタ〉第2弾、イッてみたいと思います☆

みすゞの詩は好きだけど、ファンというのとはちょっと違うかな…と思いつつも、情報収集のためにファンクラブに入っています。
先日、会報が届いたのですが…


韓国でも『金子みすゞ全集』が出版されるそうで、それ自体はとても嬉しいです。
しか~し!!!
みすゞの全集は、Ⅰ『美しい町』、Ⅱ『空のかあさま』、Ⅲ『さみしい王女』の三冊から成っています。
にもかかわらず、韓国版はⅠ『星とたんぽぽ』、Ⅱ『芒とお日さま』のニ冊とのこと。

三冊であることにも、それぞれの詩集のタイトルにも、みすゞの想いがあるはずです。
それぞれの詩集の巻頭にどの詩を置くのか、最後をどの詩にするのか…
また、三冊における詩の並び順から見えてくるみすゞの想い…
2冊にして、タイトルまで変えてしまったら、そういうことを全く読み取れなくなる。

手軽な選集ではなく、〈全集〉には〈全集〉の意味、意義というものがあるでしょう!
そういう大切なことを守るのが、権利者の仕事ではないのか。
韓国での出版に際し、翻訳者・出版社が2冊にして、タイトルまで変えようとしたら、「それは困る」というのが、金子みすゞ著作保存会の仕事ではないのだろうか。
金子みすゞ著作保存会は、詩人の言葉、みすゞの想いに対して、あまりにも不誠実だと思う。

私があまのじゃくなのだろうか…
皆さんは、どう思われますか?

引っ越し:追記

谷英美サイト は、この旧ブログへお引越し予定。サイトは閉鎖予定です