2006年9月7日木曜日

ナム・ジュン・パイク展

 昨日、行ってきました。(青山のワタリウム美術館・10月9日まで)。[息づく無機質]という感じで、セクシーで、あたたかくて、ドキドキしました。むっちゃ カッコいい!!このアートは事件です‥というか、事件だったことでしょう。信じられない事件が日常になってしまった今、事件足りうる表現など存在し得ないのかもしれません。
 そして、何の役にも立たないということの豊かさを強く強く感じました。これぞ、正しいアート(笑)?!役に立たないモノを排除した結果が、今の社会の息苦しさなのでしょう。私達は、便利さと引き換えに、かけがえのないモノを手放してしまったのかもしれません。大切なモノを取りもどすには、アート・芸術の力しかないのだという確信と勇気を、パイクの展示に与えられた一日でした。

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