2009年5月4日月曜日

清志郎チャンが死んだ…

 びっくりした。ジョン・レノンが死んだ時と同じくらいショックで、また一つ、世界はかけがえのない魂を失ってしまったという喪失感にやるせない気持ちでいっぱいだ。悲しい。寂しい。

 熱心なファンではなかったけれど、清志郎チャンは、私の青春だった。「愛し合ってるか~い?!」という呼びかけは、真っ直ぐに私の胸に刺さった。こんなクサイ台詞を、こんなにストレートに言える日本人が他にいるだろうか。眩しかった。カッコ良かった。喉から手が出るほど愛が欲しいくせに「そんなもの信じない」と斜に構えていた私には、本当に鮮烈だった。掃き溜めのキリストのように輝いていた。救いを求めて彷徨える若者たちにとって、「愛し合ってるか~い?!」という清志郎チャンの呼びかけは福音だったのだ。

 ガンだったこと、復帰したこと、祈るような気持ちで応援していたが神様に召されてしまった。偉大なスピリッツを失ってしまった以上、そのスピリッツを私たちが体現・大言(?・笑)していかなければならない。反原発の曲に込めた平和への思い、そして愛…。熱いロック魂を着物で包み、私なりの表現で「愛し合ってるか~い?!」と呼びかけていきたいと思う。

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