2011年7月3日日曜日

埼玉大学での講義

教育学部2年次、国語の先生の卵たちが対象。今年は即興劇をやりました。タイトルは「凍った心のとかし方」。場所は中学校の設定。登場人物は、中学2年の問題児と担任の二人。詳細は省くが、心を閉ざす問題児に、果たして生活指導をできるか否か…を役に分かれた二人の学生たちが即興で演じる。
今年が最後となるため集大成として、元ヤンの役者である私だからこそできることをと考えました。問題児がまったく喋ってくれなくて困り果てた先生役…この問題児は頭の良い不良という設定だったため、論破されそうになってたじろいだ先生役…言おうと思ったことと違う言葉が口から出てしまい、自分で自分に驚いた学生…。
一組終わるごとに、良かったところ、あそこはこうした方がよかったんじゃないか等、全員でディスカッション。問題児の家庭に、どこまで立ち入っていいのかetc…正解はない問いに深く、熱く向き合った。
将来、荒れた学校に配属されることもあるだろう。実際の生徒指導も、シナリオがなく、展開の予想がつかない点では、即興劇となんら変わらない。今回の学びが、心の備えになることを願っている。

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