昨夜、大船渡の仮設に住む、Y江さんから電話がありました。
『アローン・シアター』応援団の会報に同封して、『センセイの鞄』朗読劇のDVDを贈ったので。
彼女との出会いは4年前、陸前高田で初めて「金子みすゞ」の朗読会をした時でした。
まぁ大胆な度胸のある方で、「ど~しても谷さんの朗読指導を受けたい」と熱烈なラブレターが届き…カセットテープによる通信添削指導がスタート。
その時テキストにしたのが、『センセイの鞄』という小説だったんです。
Y江さんは、『センセイの鞄』の公演に、すんごく来たがっていたので、プレゼントした次第。
とても喜んで下さいました!
「仮設で3回目の冬だねぇ」と話すと…
「でも、部屋が狭いと、すぐあったまるから」と。
息子さんは重度の知的障がいがあるのですが「被災したおかげで、グループホームに入れてもらえて。家に置いといたら、どうしても甘やかしちゃうから。みちがえるほどたくましくなって、帰ってくるとお風呂の掃除してくれたりするんだよ!」と明るい声で…。
本当に、頭が下がります。
励まそうとして、いつだってかえって元気をもらう私です。
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