2016年10月19日水曜日

『かはたれ』と、金子みすゞの世界の共通項

明日のシダックスは、歌詞の朗読ではなく、文学作品の日。
歌詞と、歌詞以外を交代でお稽古しています。
 http://www2.u-netsurf.ne.jp/~apro/html/lecture_regular/shidax.html 

今、取り組んでいるのは『かはたれ』。

八寸という子河童と、麻という少女が主人公。

八寸は、兄弟が起こした事件のために一族から疎まれ、猫に姿を変えて人間界で修行中。

ひょんなことから、麻の家で暮すことに。

でも、ついうっかり、二度も麻の前で河童の姿にもどってしまいます。

麻は、お母さんを亡くしてから、自分が見ていること、見えているもの、感じていることが本当なのかわからなくて…

美しい夕焼けも、お母さんが「きれいだね」と言ったから綺麗だと思っているけれど、それは本当なのか自信がなくて…

八寸は猫だけど河童だということに混乱しています。

この心細さって、何かに似ていると思ったら、金子みすゞでした。

吸い寄せられる作品の世界って、地下水脈で繋がっているのかもしれません。

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引っ越し:追記

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