地元・川越の蓮馨寺で、金子みすゞについて学びながら、詩を声に出して読み合う会をしています。
http://www2.u-netsurf.ne.jp/~apro/html/lecture_regular/misuzu_juku.html
今さらな感じですが、以下の詩って…
秋の風景を紋付に例えたのか…
それとも、紋付の柄を秋の風景に例えたのか…
どっちにもとれますよね。
『紋附き』
しづかな秋のくれ方が、
きれいな紋附き着てました。
しろい御紋はお月さま、
藍をぼかした水いろの、
裾のもやうは紺の山、
海はきらきら銀砂子(ぎんすなご)。
紺のお山にちらちらと、
散った灯りは刺繍(ぬひ)でせう。
どこへお嫁にいくのやら、
しづかな秋のくれがたが、
きれいな紋つき着てました。
金子みすゞ全集『美しい町』より
今まで「美しい詩だな」としか思ってなかったのですが、あらためて考えると、わからない(大汗)…優秀な塾生に、投げかけてみることにします☆
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