去年、陸前高田のKさんにお電話をした時の言葉…
「谷さんからご案内をいただいて、お返事をと思うのだけれど、一本の葉書が書けねぇのす。鈍感になろうと努力しているうちに、心が固くなってしまって…。な~んも考えないで没頭できる、谷さんの舞台をまた観たいなぁ」。
そのKさんが、やっと、やっと、やっと仮設から出られた!!!
今年はご案内後、「楽しみに待ってます」と、秋桜の絵手紙が…は~~~良かった!!!どんなに安堵して嬉しかったか!!!
しかし出られる喜びは、まだ仮設を出られない人を置いて出ていく苦しみと背中合わせで…
目には見えない、そして言葉にできない辛さが、被災地にはまだまだたくさんある。
福島の辛さは、海辺以外は一見、震災前と変わらないように見えるだけに、忘れられがちだ。
この6年半を、私はまだ「年月」とは言えない。
だってまだ、昨日のことのようだから。
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