金子みすゞが童謡詩人として華々しいデビューを飾り、そして命を閉じた下関。
下関でのみすゞの足跡は…
公演前日の3月9日は、谷が上新地をご案内します。
その昔、上新地は格下の遊郭街だった場所です。
それを物語るかのように、上新地の入口には、性病科の病院が建っていました。
(その病院は、9年前に訪れた時にはすでに廃業し、売りに出ていました)
みすゞは晩年(と言うには早過ぎますが)の2年間、この界隈で、3回も転居しました。
病気の身体で、幼子を抱えて…
建物の造りが、普通の住宅と違うこの地域は、当時の様子を色濃く残しています。
みすゞはここで、数々の詩を綴ったのです。
上新地に身を置いてみなければ、金子みすゞを理解することは不可能だと、私は思っています。
再開発されないうちにツアーを組めて、本当に良かった!!!
みすゞの頃の建物は、どんどん失くなってゆきます。
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