昨日は、沖縄本土復帰から46年の日でした。
私が舞台背景として飾っている複製画の作者・故近田洋一さんは、沖縄本土復帰時、琉球新報で整理部の記者をされていました。
その時、近田さんが付けた見出しは「変わらぬ基地 続く苦悩」。
復帰から46年も経つのに、その見出しが過去になっていない…
近田さんが亡くなる5年ほど前にお亡くなりになった奥様の命日は、5月15日…
思いを込めて、お線香をあげさせていただきました。
私がいただいた複製画のタイトルは、『HENOKO-家族の肖像』。
右上部に、ティダ(太陽)の様に輝く女性は奥様です。
今もある沖縄の「劇団創造」の看板女優だったそうです。
近田さんは、記者と二足のわらじで、創造で美術を担当しておいででした。
この複製画の本物は、近田さん亡き後、沖縄の宜野湾市にある佐喜眞美術館が受け容れて下さいました。
沖縄と埼玉の懸け橋だった近田さん…
その背中を見続けてきた者として、舞台で沖縄と埼玉を繋げたらと願っています。
近田さんは、お亡くなりになってもなお、この絵を通して、橋を懸けて下さっています。
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