2006年10月15日日曜日

印象派レポートその3

 ガチンコでトコトンな性格の私は、初観劇の翌年、夏木マリのワークショップに潜入。しつこいですねぇ(笑)。今回の印象派を観ていて、なぜか、そのワークショップの時のときめきがよみがえってきました。マリさんのパフォーマンスも、旅を経て原点帰りしたのかもしれません。

 そのワークショップ、会場は天王洲にある、スフィアメックスという小劇場。しかも、Londonのクラウネス(クラウンの女性名詞。ピエロも、クラウンの一種)Lindaさんのクラスも併設!!
 運動神経ゼロなんだから、よせばいいのに、身体にこだわるこの私。クラウン、大好きなんです。これまでに参加したクラウンのワークショップで、ずいぶん故障しました。寒くなると、古傷が痛みます(笑)。

 ぜいたくなワークショップでした!!この時のために組まれた明かり‥ミュージシャンの奏でる生音とコラボレート‥自分の肉体&音声と、遊び狂った10日間。
 毎日がインプロビゼーション、観客のいない即興劇という緊張感。筋肉痛の身体を引きずりながらも、夢のように楽しかった!!

 そして、印象派のヒミツが少しだけわかった。マリさんは、このワークショップという盤の上で、私達という駒を動かしながら、俯瞰で観察していた。自分がやろうとしていることが、ステージとして成立するのかどうか‥。刺激的な実験室!!
 マリさんの‥あ、この馴れ馴れしい呼び方には理由があるのです。下の名前で呼び合うこと(しかも呼び捨てと、丸くなって坐ることが[お約束]だったんです。この[お約束]は、今私がやっている[自分解放講座]に引き継がれています*smile*
 マリさんの志の高さと謙虚さに感動。だってLindaさんのクラスでは、生徒として、私達と一緒にレッスン受けるんですよ!もう、ビビらないようにするのが大変でした(笑)。

 その7年後=今から2年前、NHK・課外授業の撮影のために、一日だけの幻のワークショップ開催。幸運にも席を与えられた私は、自分にとっての、7年間のプラスマイナスを総括する時間となりました。

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