1週間前(11・水)、芝園団地11階・近田さん家の前の廊下で私達(近い友人と、近田さんのお子さん二人)は、黙りこくったまま空を睨んでいました。警察の実況検分が終り中へ…近田さんと会うのが嬉しくないなんて、初めてのことでした。
14(土)密葬…とは名ばかりで、たくさんの人がお別れに来てくれました。近田さんから借りたレコードをトラックダウンした「首里古城」をかけて、ハートマークのラブレターを棺に入れて、華やかに色っぽく送ってあげました。
17(火)大宮駅東口駅前、珈琲貴族コヤマ2階の喫茶店で、偲ぶ会の準備会議。
もちろん悲しくて寂しいのですが、腑に落ちない気分といった方が近いかもしれません。なんだかひどく理不尽な目に合っているようなやるせなさ。やっぱりどう考えても信じられなくて…厳然とした客観的事実なのに信じられないということがあるのだと知りました。不在の意味を知るのが怖くて、死を認めたくないのかもしれません。喉の奥に大きな異物が詰っている感じなのです。異物の正体なんか全然知りたくないけれど、知らん顔して通り過ぎることはできないことなのでしょう。人生には、時薬が解決してくれるのを待つしかないこともあるのですね。偲ぶ会を無事終え、遺品整理の御手伝いをすませ、もっとずーっとずーっとたってから、ズドンとくるんだろうな…
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