2012年12月16日日曜日

2012年12月3日みすゞ塾レポート

毎度、明日が塾…という日になって、前回のレポートで、すみません。

塾生も書いていますが、明日は毎年末恒例の<おさらい会>。楽しみだなぁ!その後は、ランチ忘年会☆

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『美しい町』(JULA出版)より「月のお舟」「おはなし」「ころんだ所」「夢売り」「浮き島」の5編。


「ころんだ所」

いつか使いのかえりみち
ここでころんで泣きました。

あの日みていた小母さんが
いまもお店にいるようす。

桃太郎さん、桃太郎さん、
ちょいとお貸しな、かくれみの。

「どうして、桃太郎さんなの?浦島太郎ではいけないの。」

「子どもはヒーローが好きだからよ。どうみても鬼退治をする桃太郎の方がかっこいい。困ったときに、ウルトラマンやドラエモンにすがりたくなる気持ちわかるでしょ。」

「ねぇ、みんなは転んだ時に泣くものなの?」

「私はやせがまんして泣かない。決して同情をひくような泣き方はしない。みすゞもそうだと思うけど。」

「いいえ、大泣きするのがこどもらしいわよ。」など、しばらく子ども談義をしました。

そんな子ども時代を思いながら、朗読に取り組みました。

Aさん:「うふふ。ぴったり。駄菓子屋さんに行けなかった子ども時代。気持ちがよくわかるとか。」

Bさん:「3連目が桃太郎さんに話しかけていて、おもしろい。」

Cさん:「明るいねぇー。」

次回12月17日のみすゞ塾は、年末恒例のおさらい会です。いつもは、各自が好きな詩を選んで発表していましたが、今年は、「悪太郎の唄」を下敷きにしたストーリーにそった詩を選んでリレー式で朗読します。どんなストーリーになるか楽しみです。


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