2016年6月12日日曜日

川越のお寺でやっている小さな朗読教室〈みすゞ塾〉by谷英美

明日は川越のお寺でやっている小さな朗読教室〈みすゞ塾〉
 http://www2.u-netsurf.ne.jp/~apro/html/lecture_regular/misuzu_juku.html 

金曜日のほうのサークルは、秋に解散が決まってしまいましたが、みすゞ塾は健在で~す☆

明日の範囲は、3冊の全集のうちの第3集、『仙崎八景』の章。

この章は、故郷を謳った8編の詩のみの珍しい章となっています。

この章の最後の詩、『祇園社』より

はらはら
松の葉が落ちる、

(中略)

いまは
こはれた氷屋に、
さらさら
秋風ふくばかり。

故郷の景勝地を謳った詩が、なぜにこんなにも寂しい詩なのでしょうか…。

次の章の最初の詩『雪』の出だしは…

誰も知らない野の果てで
青い小鳥が死にました
(後略)

私は胸が詰まって、第3集は涙なくしては読み進められません。
みすゞが編んだ順番通りに見てゆくことによる発見を、塾生と分かち合えるのは喜びです。

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引っ越し:追記

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