2016年9月12日月曜日

みすゞ塾@川越の蓮馨寺 2016年9月12日(月)

今日、塾で朗読の練習をした4編より…

『りこうな櫻んぼ』

とてもりこうな櫻んぼ、
ある日、葉かげで考へる。
待てよ、私はまだ青い、
行儀のわるい鳥の子が、
つつきや、ぽんぽが痛くなる、
かくれてるのが親切だ。
   そこで、かくれた、葉の裏だ、
   鳥もみないが、お日さまも、
   みつけないから、染め殘す。

…後略
(金子みすゞ全集より)

この後、桜んぼは、オリコウにアレコレ考えるのですが結局は

「黒い巨きな靴が来て、
りこうな櫻んぼを踏みつけた。」

  ↑踏みつけられてしまうのです。

〈りこうな櫻んぼ〉というのは、金子みすゞ自身を指していると思われます。

もし私なら、自分が踏まれて終わる詩は、痛過ぎて書けません。

塾生たちからは、こんな声がありました。

M:踏まれて〈終わり〉ではないから、屁でもないのヨ。

A:良かれと思って、結局最後はバカを見る…まるで人生みたい

I:そもそも、この〈櫻んぼ〉は、おりこうなのか?

私は、この〈櫻んぼ〉を可哀想だと思っていたのですが、そうとは限らないのかもと思うようになりました。

みすゞに翻弄され続けている私です☆

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