2008年3月27日木曜日

川越公演の感想

 昨夏コラボさせていただいた藍の染色家・松永優さんの感想です。なぜか「アクセスが許可されていません」とはねられて書き込めなかったそうで、直接メールをいただきました。「よかったら、谷さん自身で書き込んで」とのことでしたし、私自身ぜひ皆さんにも読んでいただきだい内容なので、自分で打ち込みます。なんだか自画自賛するようで恥ずかしいのですが、私ではなく、松永さんの言葉なので、許してね(笑)。

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 「空のかあさま」川越公演を魅せて頂き、ありがとうございました。1年ほど前に宮原で同じ公演を観ましたが、全く別次元ともいえる表現に様変わり。1ランクも2ランクも進化、そして深化した表現にうれしくなり、掲示板に書かせていただきます。音楽も照明や装置も、素晴らしかった。とくにシャボン玉の、はかなさと共にほのかな希望を感じさせるラストは、見終わってなお豊かな余韻を残すものでした。
 
 なにより今回、目を見張ったのは谷さんの表現スタイルです。率直に言うと、これまで金子みすゞの詩の「伝道者」、あるいは夭折したみすゞの「口寄せ」の役割を演じていたと思います。ところが、今回は違う。金子みすゞの後ろに隠れていた谷さんが、女優 谷英美として前面に出てきたのです。舞台には、重い背後霊を脱ぎ捨てた谷英美が一人立っていた。みすゞの詩とその世界を、自分の身体に取り込み、完全に消化(昇華)したなァと感じました。

 それは、雑ぱくな言い方をすれば、金子みすゞを突き放し、分解し、再構築した末の、谷英美の詩であり言葉になっていたように思います。全体の印象として「クール」に見えたのもそうした客観性のせいでしょうか。寒村の文学少女、家族の黙示録、死を背負う母娘…時代の困難性と共にどうしても情緒的になりがちな筋立てを、あえて回避する箇所がいくつも見られたように思います。

 前回の公演では分離していた「詩」と「地」の言葉が、見事に融合していたのにも驚きでした。ぼくらをいっとき、金子みすゞの詩に誘っておきながら、あれよあれよ、みすゞの言葉と谷英美の身体表現とが分離不可分になる。それは混沌と言ってもいいだろう。ぼくらはいつしか歴史的な時間の境界、みすゞと女優 谷英美の境界、そして、その場に居合わせるぼくとの境界を越えてしまうのだった。

 一方で、こうした抽象化された表現は、観ている人を混乱させたかもしれない。若くして自死した悲劇の童謡詩人とか、歯医者の待合室に飾ってある平明な生命讃歌というイメージを期待するむきには、理解はむずかしかったかもしれません。でも、これは仕方がないことでしょう。ブレヒト流に言えば、芝居を愉しむとは自分自身を舞台に参加させること、そうした異化と同化の作用が舞台表現の醍醐味なのですから。

 いい舞台だったからこそ、一人芝居はむずかしい、という印象を新たにしました。藍染めのようにモノトーン(一色表現)でありながら、艶や色彩を感じさせる難しさ。表現主体が「個」でありながら個を超える、あるいは個を分解して、多重的・重層的意識を言語化する英知が要求されるのかもしれません。
 新しい表現方法を獲得した谷さんとアローン・シアター、そして「囲む会」の未来に拍手を送ります。

2008年2月13日水曜日

3月 川越公演

 この寒空の中、実行委員の方々は、川越と霞ヶ関の商店街で、ポスターを貼ってくれるお店・チラシを置かせてくれるお店を求め、ローラー作戦をして下さっています。本当にありがたく、心で手を合わせています。皆さん地道に手売りして下さって、出足の鈍さを心配したチケットの販売枚数も、2月11日(月)の時点で、237枚となっております(座席数は348)。

 11(月)の作戦会議で、今後、掲載依頼も含めてメディアへの対応を求めていくことを確認。この流れでいくと、「チケットは、当日でもいいでしょう」とのんびりしていると売り切れで入れなくなる可能性が出てきました。来る予定にして下さっている方は、どうかお早目のお求めをお願いいたします*smile*

 本番まで2ヶ月を切り、実行委員の方々の応援に恥じないステージを努めなければと気合が入ります。ガンバりますので、更なる応援を宜しくお願いいたします。

2008年1月6日日曜日

あけまして、おめでとうございます

 あさってが、「センセイの鞄」朗読公演の第3回。その準備のため、4日が稽古始め。昨日も稽古でした。新春公演のために4日から稽古できるなんて、役者冥利に尽きる年明けです!

 これまでの2回分のビデオ、ず~っと見る暇がなく、昨夜、第1回の分を、やっと見ることができました。これが面白いのなんのって、イヤほんとに!!自分が出演者であることも忘れて、すっかりお客さんになってしまいました(笑)。

 今月、あと3回ポッキリで終了。今後、最終回に向けて、話は、さらに加速度的に面白くなっていきます。たくさんの方に観ていただきたいです。御来場、お待ちしております。

 本年も、宜しくお願いいたします*smile*

2007年12月31日月曜日

年の瀬にあたり

 皆さま、今年も一年間、本当にありがとうございました。「谷英美を囲む会」という応援団ができ、皆様のお引き立てのおかげでとても忙しく、更新もままなりません。それでも見限らずサイトを訪れて下さる方々との、目に見えない絆も大きな支えとなっております。

 また秋からこっち、サイト管理人の超多忙も重なり、更新滞っております。が、更新のネタ原稿を書く暇のない私に代わって、活動の様子を知る応援団員による報告レポートのページを作ろう!!という計画も含めて、サイトリニューアルの準備中です。私は、この泥臭くて暑苦しい幕開きのtopページ好きなんですが(笑)、管理人さまが「スッキリしていて見易い方が、見て下さる方には親切でしょ!」とおっしゃるのォ(涙)。

 そんなこんなの年の瀬ですが、今年も感謝で一年を締めくくれることに感謝しております。更新のペースがスローなのは大目に見つつ、変わらぬ御贔屓を賜りますよう、宜しくお願いを申し上げます。

 どうぞ良いお年をお迎え下さいませ*smile*

2007年11月13日火曜日

中学3年 菊西巻と申します。

[1] 中学3年 菊西巻と申します。 2007/11/13(Tue)-17:47 (No.53)
こんにちわ。
本日は、お忙しい中、私たちの中学校へ来てくださってありがとうございます。

個人的にメッセージを書いているので、学校からではないのですが、今回の公演大変ためになりました!

金子みすずさんの生涯についても良くわかったし、谷さんの役者としての熱意が伝わってきました。
あきらめない気持ちが大切なんですね!!

今回は本当にありがとうございました。谷さんの公演をまたみたいです。
いきなりの訪問失礼しました。

2007年11月3日土曜日

2007年6月21日木曜日

6月23日 「ウンジュよ」

[1] 近田洋一 e-mail 2007/06/21(Thu)-13:54 (No.50)
6月23日は沖縄・慰霊の日ですね。
いつも胸が痛い。
「集団自決に軍の関与なかった」
「自衛隊の国民監視は当然」
「辺野古に自衛艦派遣して何故悪い」
こんな発言が平気で飛び出し、沖縄中が怒りで渦巻いています。
慰霊の日にはあば安倍も参列するんだって。
どのツラ下げて?
抗議も起きるでしょう。

高階公民館で「ウンジュよ」を朗読したのはいまごろでしたね。
あれからもう何年経ったでしょう。
「ウンジュよ」は作品に触れた大勢の方々の胸に届きました。これからも。

23日は森口君と一緒に文化座の芝居を見に行きます。戦没画学生の作品を集めた信濃デッサン館ゆかりの作家の話。

沖縄はシンボルであって「無数の無念・うめきやうずき」がこの国、侵略された諸国、太平洋の島々やその海底に眠っています。

佐喜真美術館の「もの思う空間」は6月23日夕刻・屋上から壁の30センチ四方の穴を通して夕陽が真っ直ぐに差し込む設計になっています。せめて思いをはせましょう。
作品と朗読を通して共感し、語り合える仲間がいることは幸せなことです。明日への希望へとつながっているからです。
「一筋の光」。人はそれがあれば十分です。

「ウンジュよ」のステージこそ、僕たちに最もふさわしい慰霊の場です。

引っ越し:追記

谷英美サイト は、この旧ブログへお引越し予定。サイトは閉鎖予定です