2012年1月2日月曜日

年頭にあたり

新年のご挨拶を申し上げます。アクセス数の少ないサイトではありますが、新年早々訪れて下さった方もあるようです。本当にありがとうございます。このブログだけでも、なんとか更新頑張りたいと思っています。お見限りのないよう、本年も宜しくお願いいたします。

皆さんは、どんなお正月をお過ごしでしょうか。私は賀状書きに追われております。毎年、450枚前後、手作り印刷し、一言添え書きするのは、けっこう大変です。表書きだけでも印刷にしてしまえば、うんと楽になるでしょう。でもそれではきっと、どこの誰だったか、思い出せなくなってしまう…。4冊にわたる住所録には、いただいたお年賀状もファイルしてあります。それを見ながらお一人お一人を想い、「ああ、この方は、あの芝居を観に来て下さったなぁ」と記憶を辿りながら、宛名を書いています。下手な字も味のうちと、自分を励ましつつ。

昨日、元日早々にドサリと届いたお年賀状を一枚一枚拝見しながら思ったこと。震災を経た今年は、これまでと同じお正月ではないと感じています。私は「おめでとう」という気持ちになれなくて、どんな内容にするかずいぶん悩みました。さて皆さんは、どんな文面にしたのだろうとめくってみたらば…。複雑な気持ちになってしまいました。

例年と変わりないものがほとんどの中で、「新年のご挨拶を申し上げます」という言葉に目が留まりました。さりげないけれど、この一言を選んだ心根が伝わってきます。素敵な人だなぁと思いました。

「例年と変わりない」世情を責める資格は、私にはありません。これまでは私も、そうでした。被災地に、大事な人がいるかいないかで、こうも態度が変わるものかと、自分のいい加減さを知りました。その自戒をこめて、お願いします。被災地を忘れないで下さい。心細さに震えている、声なき声に、耳を傾けて下さい。そして「想っている」と「忘れないよ」と、伝え続けて下さい。
見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ…

さぁ、また賀状書きに戻ります。ガンバるぞ~*smile*

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