ありがたや!灰地先生は、素敵な朗読をプレゼントして下さいました。プロに、しかも自分の師匠筋にあたる方に、たとえ詩一編であってもノーギャラで朗読を頼むなどというのは、大変失礼なことです。おねだりはしましたが、「ごめんなさい」されて当然とも思っていました。
でも先生は、朗読する作品まで準備してきて下さいました。作品選びの手数をかけさせるのも申し訳なく、『明るい方へ』をお願いしたのですが、「みすゞは、英美がやった方がいいと思うよ」と。
先生の朗読は限りなく素敵で…感涙に咽んでしまいました。まず最初に山村暮鳥の「雲」。もう一つは、知らない作品でした。私があんまり感激しているものだから、先生は自主的にアンコールに応えて下さいました。
先生の元に通っていたのは、10代から20代にかけての数年間。二十歳のお誕生日を、恵比寿のビヤホールでお祝いして下さったのは忘れられない思い出です。あれから早幾年…。
「その頃の教え子で、今でも芝居を続けているのはこの子だけです。頑張りやの英美を、今後ともどうぞ宜しく」と、もったいないようなご挨拶をいただきました。皆さん「TVに出ている俳優さんが、どうしてここに?!」と驚いておられました。大好きな先生を自慢できて、とっても嬉しかったです☆何よりの華を添えていただきました。
罠を仕掛けたわけではないのですが、ファンパーティに顔を出したのが運の尽き…ならぬ運の付き?(笑)。実は私、先生の胸をお借りして、何かご一緒させていただきたいと何年もラブコールを送り続けているのです。
先生が「良い作品があるよ」と教えて下さったのが、川上弘美の『センセイの鞄』。素晴らしい作品に惚れ込み「ぜひやりたい」とお返事したのですが、実際に朗読会をやるとなるとなかなか難しいこともあって、いまだ実現していません。
応援団の皆さんに灰地先生をご紹介できたことですし、これを機に、ぜひ実現させたいなぁ!きっと皆さんもご協力下さることでしょう。なんとか先生を口説いてみます。
はるばる大船渡からご参加下さったお二人との交流も、貴重なひとときでした。被災地への想いをつなぐことに、ちょっぴり貢献できたかな。
おかげさまで、5周年にふさわしい賑わいとなりました*smile*