毎度、塾生は早々にレポートを送って下さっているのに…明日が塾という日になって、前回のレポートです。ごめんなさい。
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第1詩集『美しい町』(JULA出版)より「おとむらいの日」「大漁」「お正月と月」「秋のおたより」「かくれんぼ」
『美しい町』は6つの章があって、それぞれに<タイトル>がついている。
「おとむらいの日」は、<おとむらいの日>という章の最後におかれ、「大漁」は、<大漁>という章の最初におかれてある。
章は分かれるが「おとむらいの日」も、「大漁」も、詩の中に<とむらい>という言葉がある。
そんな2編が続いている並べ方には、みすゞの思いがあるのではなかろうか。みすゞの思いを想像するといろいろ広がっていくし、読みも人それぞれになる。
それらの詩ではないが、今回はもう1つおもしろい取り組みをした。題して<蓮馨寺劇場>はじまり、はじまり~!
「かくれんぼ」
かくれりゃすぐに
みつかって、
鬼になったら
城取られ、
いついつまでも
城取られ、
いつまで
鬼の
かくれんぼ。
日ぐれはお家が
なつかしい。
「煙が目にしみる」というジャズをバックミュージックにして、トレンディドラマ風に読み上げるという課題です。
夕方。都会のビルの屋上。やり手のビジネスウーマンが、仕事に失敗してやるせない思いになっているという想定で<桃井かおり>を思い浮かべよという指定もありました。
Aさん「なりきってます。いつもと違う人です。」
Bさん「おもしろーい。中間管理職の悲哀が出てました。」(塾の黒一点です。)
Cさん 読み終えるなり、「失敗だぁー、できないよー」。「でも、それもいいんだよ」。
Dさん「みすゞの詩であり得ないことができるね。」
Eさん「やるじゃん!アハハハ。」
塾長は、さすが!都会風!!
演技派、個性派勢揃い。クスッと笑い、はたまた大爆笑。にぎやかで楽しい<蓮馨寺劇場>でした。
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