今日は、バラ尽くし。
テーマとかけた曲のイメージから、自由に動く<ムーヴメント>のテーマも、バラ。
音読のテキストも、金子みすゞの「薔薇の根」と…
♪歌の朗読「バラが咲いた」。
↑カラオケ、伴奏をバックに歌詞を朗読。ピアノを弾けるメンバーが3人もいるので、生ピアノをバックに朗読という贅沢さ☆
「薔薇の根」は、謎めいたラストについて、どんな解釈が飛び出すか楽しみでした。どんな詩かといいますと…
「薔薇の根」
はじめて咲いた薔薇は、
紅い大きな薔薇だ。
土のなかで、根がおもふ。
「うれしいな、
うれしいな。」
二年めにや、三つ、
紅い大きな薔薇だ。
土のなかで、根がおもふ。
「また咲いた、
また咲いた。」
三年めにや、七つ、
紅い大きな薔薇だ。
土のなかで、根がおもふ。
「はじめの花は
なぜ咲かぬ。」 第二詩集「空のかあさま」より(JULA出版)
狙い通り、ラスト2行について、「どんな意味なんですか?」と質問があった。
「いろんな解釈できるよね。皆さんは、どんな意味だと思いますか?」と私。
☆単純に、初めの花が二度と咲かないのは、あたりまえでしょう。
☆みすゞは詩人という芸術家だから、慣れて最初の感動が薄れていってしまうことを表現しているのでは。
☆散ってしまった花は生き返らないと、命のことを謳っているんだと思います。
☆いやぁ、これは間違いなく<初恋>の詩ですよ!
…etc。これぞ、サークルの醍醐味☆一人で詩集を読んでいては出会えない発見があります。
ラストについての解釈ではないけれど
「根が思う、っていうところが凄いよね、タイトルも薔薇の根だし。フツーは、薔薇の花の詩にするよね。でも、根っ子が主役だもん」
「そこが、みすゞなんだよね。」
…ニコニコと聞いている私でした*smile*
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