今日、岩手の新聞、東海新報に『アローン・シアター』事務局・佐藤満也さんのエッセイが載りました!
「五葉山からの贈り物」~それぞれの生きる形~というリレーエッセイ連載欄。
何面だろう?先々週、私のが載った時は、4面でした。
気仙にお住まいの皆様、ぜひ見てみて下さいね。
去年、陸前高田で井上ひさしの名作『父と暮せば』というお芝居をやった時のことと、公演翌日、大船渡の碁石海岸で、船上から祈りを捧げた時のことを書いたようです。
公演の副実行委員長が大船渡で被災地ツアーのガイドをしておられるので、舟に乗せて下さったんです。
「いつも忙しく帰ってしまうから」と、案内して下さるお気持ちはとても有り難いのですが、ど~しても観光で海に出る気持ちになれず…
楽屋の化粧前に飾って下さった野の花で、小さな花束を作り、持っていきました。
ちょうど、公演の手伝いで、古流のお花の先生が同行して下さっていたので。
ありったけの心を込めて、美しい花束を作って下さいました。
海に流し、みんなで祈りを捧げてきました。
公演の実行委員長も一緒だったのですが、長いこと祈っておられました。
「こういう機会でもなければ、海になんて出る気持ちになれなかった。忙しいなか、花束用のリボンまで持ってきてくれてたんだ…」と。
そう、旅行鞄に、花束用のラッピングペーバーと、おリボンを入れて持参していたのでした。
いつも、陸前高田へステージの出前をする時に、宿泊のお世話をして下さる神社で、お庭の花を摘ませてもらおうと。
今日、佐藤さんに東海新報掲載の一報を下さったのは、その神社の宮司さんです。
そして、東海新報連載の担当者は、その時の公演の実行委員長でもあります。
おっきくて、あったかくて、五葉山みたいな人です。
心通わせる、ささやかなささやかなひと時で、少しでも被災地が元気になりますように…。
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