命日というのは、命の日と書くのですね…。
彼女は命を絶つ日の昼間、写真館で写真を撮り、道明寺さんを買って帰り…
夜、義父と、お母さんと、娘と一緒に食べ、クスリを飲みました。
毎年3月10日は、みすゞを偲んで道明寺さんをいただきます。
そして明日は3月11日…
3月11日に、金子みすゞの詩を朗読させていただけるなんて、なんだか不思議な気持ちです。
明日の「町田3・11イベント」、たくさんの命への祈りを込めて精一杯務めます。
「雪」金子みすゞ全集より
誰も知らない野の果てで、
青い小鳥が死にました。
さむい、さむい、くれ方に。
そのなきがらを埋めよとて
お空は雪を撒きました。
ふかく、ふかく、音もなく。
(中略)
やがてあけゆきあくる朝、
お空はみごとに晴れました。
あをく、あをく、うつくしく。
小さいきれいなたましひの、
神さまのお國へゆくみちを、
ひろく、ひろく、あけようと。
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