金子みすゞ全集は、種類の違うものが存在している。
三冊の旧全集は絶版。
今出回っているのは、三冊をそれぞれ上下に分けた六冊の新全集だ。
怒りを込めて、誠意の無い出版の一例を紹介すると…
例えば「貧乏」という言葉のルビ。
旧全集では、ルビはない。
新全集では何と、版によって「びんぼ」「びんぼう」と分かれている。
これって、どういうの?!!!
みすゞの遺稿に沿えば、表記は一つのはず。
言葉は詩人の魂だ。
ルビ一つといえど、ないものを勝手にふり、さらにまたそれを勝手に変えていいものなのだろうか。
こういう仕事をする人が、巷では金子みすゞの権威とされている。
自分で考えるということを大切にしてゆきたいと思う。
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