下関在住の金子みすゞ研究家・木原豊美さんより、昨夜お電話をいただきました。
私が『お朔日』という詩について質問したことに対して、山口市の県立図書館まで行って調べて下さったそうです!!!
木原さんがお住まいの下関から山口市までは、けっこうな距離なのに…本当に有り難いです。
『お朔日』は、下関での一こまを謳ったと私は考えています。
「夏服への衣替えで白い服になったお巡査さんの黒い喪章が目立つ」というくだり…
《下関で、市民まで喪に服すような要人が亡くなったというような出来事があったのだろうか?》というのが、私の質問でした。
木原さんのお答えは…
大正15年暮れに、大正天皇崩御、昭和元年は暮れのたった1週間ほどでした。
翌年、昭和2年は、警察官や国民も喪章を付けていたそうです。
したがってこの作品は、すでに新暦になっていた昭和2年の6月1日がモチーフになっているのではとのことでした。
これを調べるのに、どれだけのお時間を使って下さったのだろう…
免許を持たない木原さんが県立図書館へ行くには、ご主人に運転を頼まなくてはならない。
このおかげさまな〈収穫〉を、木原さんと私と教室の生徒だけで独占するなんてもったいなさ過ぎるのでUPしました~~~☆
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。