地元・川越の蓮馨寺でやっている〈みすゞ塾〉の録音溜めてしまい、6月25日の分を今頃聞いた。
前日の6月24日に三鷹で、太宰治の足跡をボランティアによるガイドで辿ってきた雑談が、我ながら聞き入るほど面白くて…
今後の朗読会のトークネタにテープ起こししちゃいました☆
三鷹で太宰の足跡を辿った時、ちょうど駅前のギャラリーで没後70年展をやっていて。
そこで、(私にとってだけだろうが)超超超掘り出し物が展示されていた!!!
太宰には、実名で本人が登場する作品も多い。
いつかレパートリーに入れたいと思っている『散華』もそうだ。
ラストで、詩人を志している三田君のアッツ島からの最期の便りが届く。
「お元気ですか
遠い空から御伺いします
無事、任地に着きました
大いなる文学のために
死んで下さい
自分も死にます
この戦争のために」
太宰は、三田君の詩はちょっともいいと思ったことがないけれども、この葉書だけは第一等の文学だと男泣きする。
この作品はほぼ事実だろうと思っていたのだが、何と、作品に出てくる三田君からの葉書が展示されていたのだ!!!
その前で泣いているとみんなに避けられたが、なんだか会えないと思っていた友人に会えたような懐かしさで泣けてしまって…
『散華』の発表が昭和19年だと知れたことも、大きな収穫だった。
遠くない将来、企画したいと思います。
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