2012年8月30日木曜日

米沢に行った甲斐がありました☆

芋煮会での朗読、決まりました!詳細はまたUPしますが、一応お知らせしておくと…

9月29日(土)15:00~
山形県米沢市 笹野彫の殿堂 こころ遊び館 野外ステージ
入場無料 たぶん差し入れ・持ち込み大歓迎

次年度、米沢市の事業として、みすゞのひとり芝居「空のかあさま」上演のお話が出ている。これはまだ決定ではないのだが、公演の際、チケットに協力するためにも仲間に紹介しておきたいからと、芋煮会にお招きいただいた。

外で朗読するのは、とっても気持ちがいいのです。オープニングのプランは…菊を摘んで小さい花束を作り、それを持ってみすゞの「花のおつかひ」を朗読。花束を女性のお客さまにプレゼントして、トークに繋げていく…。

なので主催者に「お庭に菊はありますか?」と聞いてみたところ、「なけりゃ、隣からもらってきて植えておくから、心配しなくていいよ~」とのお返事。このゆるい感じが、たまらなくいいんだなぁ!面白くなりそうです。

米沢から帰ってからの2週間、この芋煮会での朗読に始まり、福島県桑折町での朗読講演会、<ゆず沢の茶屋>先代の女将を偲ぶ会での朗読ほか、たて続けに仕事が入りました。

フリーの自由業者としては有り難い極みなのだが、すでにぎっちぎちのスケジュールに無理矢理詰め込んだので、テンパって火を噴いてます。谷英美、龍になるという感じです(笑)。

9月末のOffを頼りにガンバってきたのだが、もうクリスマスまで休みなし。信じられないスケジュールだけど、ぶっちぎるぜベイビー…と威勢はいいが、どうか倒れませんように!!!

2012年8月18日土曜日

16(木)、打ち合わせで米沢に行ってきました。

またまた良いご縁をいただき、出会いを紡いでまいりました。紹介の労をとって下さったのは、日本近代詩文書作家協会のF先生。『アローン』事務局も書家なので、そのお仲間。詩を作品にする書家の会です。

青梅の聞修院というお寺での、みすゞの一人芝居「空のかあさま」にいらして下さったのが、F先生との出会い。以来、上野精養軒での、日詩協総会に芝居を呼んで下さったりと、本当によくしていただいている。

F先生は米沢のご出身で、市長と同級生。市の事業として私の公演をできないかと、市長さんをご紹介下さいました。

市長室で、会場として予定している<伝国の杜>というホールのボスをもご紹介いただき、ホールを見に伝国の杜へ。能舞台にもチェンジできる、立派な立派なホール!!!500席もあるのに、一番後ろの客席が、ステージからとっても近い。<来年、必ずやここに立つ>との想いを胸に、事業企画員の方と面談。

あわただしく、次の打ち合わせ会場へ。米沢東高校が、毎年行っている講演会の講師を探しているとのことで、東校OBと面談。次回の候補として、エベレスト登山の田部井さんも上がっているという。でも、山にはあまり興味の無い方なのでしょう。「私は、みすゞのお話の方がいい」と言って下さった。「私の一存では決められないので、次の会議で提案する」とのこと。感触良好☆

講師探しは、大変なのでしょう。「一度やっていただいても、また3年経てば、その時聞いた生徒は卒業してしまいますから、3年毎にやっていただくという方法もありますし」とまで言って下さった。OKですよ~、みすゞ以外にも演目いっぱいありますから!

あわただしく、次の会場へ。木を丸々一本使って彫る、一刀彫<笹野彫の殿堂>。彫り師の信行さんは、野外ステージでコンサートや、五大路子さんの語りを開催したりもしている。五大路子さんは、「横浜ローザ」という一人芝居を続けている。観たことはないが、お噂はかねがねという方だ。

近所の大工さんたちと一緒に建てたという庭の野外ステージが…これまたいかにも<ドサ回り>な空気を醸し、何とも手作り感に溢れている!!!私は一目でホレてしまった☆今、畑に植わっている里芋の実る頃、芋煮会で朗読しましょうと盛り上がった。みすゞには、野外がよく似合う。秋の澄んだ空気の中で、朗読している自分の姿が、アリアリと浮かんでくる。楽しみだなぁ…。

近くの笹野観音にも連れて行っていただいた。半端じゃない茅葺屋根!!!もう遅かったのでお堂が閉まっていて、観音さまを拝見することはできなかったが、そこでも笛のコンサートをしたという。暮れなずむ頃、かがり火を炊いて、百万灯のコンサート。

ここでも絶対「空のかあさま」やりたい!!!渡り廊下から登場して、「海の果」を朗読するオープニング…。足の痛みに階段に蹲るみすゞ…。脳内では、もうイメージが炸裂!!!

その後、米沢日報にも顔を出す予定だったのだが、時間がおしてしまい社長に会えませんでした。待っていて下さったのに、本当にごめんなさい。今年の元日号に、大々的にロングインタビューを載せていただきました。会いたかったのに、とても残念です。イケ面の息子さんと、名刺交換だけさせていただきました。

…とまぁ、ぎっちぎちのスケジュール。F先生は、せっかく来るのだからと、めいいっぱいアポを入れておいて下さった。丸一日お付き合い下さり、たくさんの時間を使わせてしまいました。本当に本当に、有り難かったです。

帰りは、帰省ラッシュの渋滞だろうと悲壮な覚悟をしていたのですが、奇跡です。一度も渋滞に合わず、スイスイと帰宅。あまりにもめくるめく一日で、もう心はリオのカーニバル状態(笑)。

日帰り強行軍の疲れもなんのその!今日もまた暑いけど、サンバのリズムで頑張るぞ~*smile*

2012年8月15日水曜日

福島レポート その2

8月5日(日)、福島市の料理屋さん<ゆず沢の茶屋>で、ふくしま応援朗読会をやってきた。Weフォーラムのレポートに続き、朗読会のこともお伝えしたいことは山ほどあるのだが…。

ありがたいことに、私にはファンクラブがある。入会金なし、年会費2,000円で、年4回、中味の濃い会報をお届けしている。A48ページ(時に12ページ)のうち、表紙を除く全ページの原稿を、編集にお尻をひっぱたかれてヒーヒー言いながら私が書いている。

その編集者は、このサイトの管理人もしてくれている。編集の仕事があまりにも大変で、サイトの更新が滞ってしまっている。苦肉の策として、管理人の手を煩わせずに自分で書きこめるこのブログだけが、唯一機能している状態。

で、その編集氏から、きっちり申し渡されているのだ。会費払ったファンが読む会報と、ただで読めるブログに同じこと書くなよと。

8月号は、今まさに印刷屋さんで印刷中。福島の朗読会のことは、11月号に書く予定…なので、ここに書いてしまうわけにいかないのです。

というわけで、ごめんなさい、報告は一言だけ。おかげさまで皆さんに喜んでいただけて、充実感に包まれて帰ってきました。やって良かったなぁ、嬉しかったなぁ、楽しかったなぁ…という余韻が続いています☆

「会報読みたい、ファンクラブ入る」という方は、このサイトのトップページより、事務局にご一報下さいませ*smile*

2012年8月7日火曜日

福島レポート その1

ただいま!5(日)の夜遅く、無事もどってまいりました。朗読会の後、1件、営業に寄ったので、家に帰りついた時はヨレヨレ。ぶっ倒れるように寝て、昨日は片付け物の山と格闘。遅くなりましたが、まずは4(土)二本松で行われた<Weフォーラム>の方のレポートから。

このフォーラムの実行委員長は、私が地元・川越のお寺でやっている朗読教室<みすゞ塾>の塾生。故郷のためにと奮闘する彼女を、ささやかながら応援してきた。おかげさまで4日の全体会は、先月の時点で満員御礼の札止めになったという嬉しい報告を、このブログにも書いた。

当日、受付で彼女の顔を見たら、何だか胸がいっぱいになってしまった…。開会における、実行委員長挨拶も立派だった!オフィシャルな場で塾生の声を聞いたのは、初めてだし。私が客席に座っていて、塾生が挨拶しているというシチュエーションも、なかなかないことで。もう、我が子の晴れ姿を見ているお母さん状態。

いつもながらの柔らかい声が、マイクを通して、ゆっくりはっきり届いてくる。伝わるように、聞き易く話せるのは、朗読レッスンの賜物かしらん(笑)。いやぁそれにしても、誰かを応援するというのは、嬉しいものなのですねぇ…。私はいつも応援していただく方の立場だけれど、ファンの皆さんは、こんな気持ちで私のことを応援して下さっているのかなと思いました。

さて、今回のフォーラムのテーマは「来て、感じて、伝えてほしい…放射能汚染の中で生き延びるために」。テーマにのっとり、2人の講師のお話のほんの一部ではあるが、伝えてみたい。

まずは、武藤類子さんのお話から。三春町に住む武藤さんは、原発事故の責任のありかを明確にするための告訴団の団長をしておられる。一番印象的だったのは、人に責任を問うことは、自分自身の責任をも問うことという言葉だ。すぐそこに原発があるのに、危険性に思いも馳せずに生活してきたのだからと。

これは、めったに持てる視点ではない。私は、いっぺんで武藤さんが好きになった。この柔らかい魅力で多くの人を味方にしていくことだろう。

もう一人の講師は、福島市に住む吉野裕之さん。吉野さんは、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」に参加。子どもの避難、短期保養に取り組んでおられる。

「マスクをしなければならない生活に疲れた。祭りの法被にマスクは似合わない」「一番知りたい放射線について、身近な人と話せない」「もう面倒くさいからいいよ、というお家の子は、親に気にしてもらえないんです」…ユーモアを交えて語られる言葉の一つ一つが重かった。

お二人が共に語っておられたのは、本当なら協力し合わなければならない家族やご近所、お互いを想い合っているのに、わずかな考え方の違いからスレ違っていってしまうという現実。

どうしたらいいのか、何ができるのか探し続け、そして伝え続けていこうと思う。

実行委員長と握手で別れ、翌日の朗読会の準備のため、福島市へと向かった。

2012年8月1日水曜日

福島への手土産

私の地元、川越に「くるみの木」というお店がある。
 http://kurumino-ki.org/ 

ひょんなご縁から、陸前高田支援コーナーの棚を作り、知的障がい者作業所「あすなろホーム」の商品と、戸羽市長の著書「被災地の本当の話をしよう」を置いてくれている。

昨日そこに、福島へのお土産を買いに行ってきた。お目当ては、あすなろホームの根昆布粉末入り「藻塩」。旨味が合ってマイルドで、とっても美味!ぜひお試し下さい。知人は、冷奴をこの塩で食すと絶品と言っていました。この時期、さっぱりしててお薦めです^v^

ひとしきりお喋りしての帰りがけ、ママが突然ダダッと動くので…??!と思ったら、ベビーカステラを2袋も「これ、サービス」と渡してくれた。

「いやいやいや、だって、こんなことしてたら儲からないでしょう。ママ、店潰れちゃうよ」。
くるみの木は、障がい者作業所の商品を扱うアンテナショップ。利の薄さを知っているだけに、なんともはや…。

「この暑さの中で来てくれるのなんか、谷さんぐらい。残っちゃったらもう売れないんだから、遠慮しないで持ってって」と、ママ。

有り難く、稽古場でおやつにいただいた。稽古疲れを、ほんのりした甘さに癒されました。ママ、ありがとう!

ちなみに、ママのお名前も私と同じで谷さんという。<谷>という名前の人は、銭勘定が苦手なのかも(笑)。ビンボーにも負けず、生きていきませうね、ママ*smile*

引っ越し:追記

谷英美サイト は、この旧ブログへお引越し予定。サイトは閉鎖予定です