シダックスで自分開放講座をやっている。なんせ、カラオケ使いたい放題なので、カラオケをバックに歌詞を朗読したりもする。
受講者が、「先生に合ってると思うし、いつか講座でやりたいです」と、中島みゆきの「ファイト」をリクエスト。知らない曲だったので、You Tubeで見てみて泣いた。
で、今度の福島での朗読会でも、やることにした。ただ…私が感動したメッセージが、皆さんに誤解なく伝わるだろうかと…心は嵐の中の小舟状態。どんな歌詞か興味のある方は、「中島みゆき」「ファイト」で検索してみて下さい。
そこで、職権乱用(笑)。7月19日、講座のテキストとして、やってみることにした。
これを福島でやっていいものかどうか迷ってると話したら、「先生が、やりたいと思う根っ子がちゃんとあるんだから、大丈夫だよ」と…。素晴らしい生徒たちに乾杯!私のご指導の賜物です(笑)。
いざ、朗読練習。と…う~ん、なんかズレてる…。
「感情の出し方が逆なんじゃないかな。そういう表現だと、偽善者にみえてしまうヨ」と私。「もし、自分が福島でこれを朗読するとしたら、どうやる?2回目は、それでやってみて」とダメ出し。
…一同、フリーズ。福島でこれを朗読することの意味が、初めて身体中に流れたようだった。
♪闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう…一人は読みながら、泣き出した。一人は、混乱そのままの表現。「自分でも違うってわかってるんだけど、どうしていいかわからなくて、最後の一言<ファイト!>は。どうしても言えませんでした」。
一度目のよみと比べて、これだけ変化できる感性やよし!
<福島で朗読>…言葉の意味は、誰だってわかってる。だけど、本当にはわかってはいない。当事者にならないと、わからないことだらけだ。
そういう私だって、福島のこと、きっと本当にはわかってなんかいないはず。大切なのは、わかった<つもり>にならないことだと思う。自分はわかってなどいないと自覚すること。被災地の支援って、そこからスタートしないと、ろくでもない勘違い野郎になってしまう…と思う。
ぐちゃぐちゃな心を引っさげて、作らない私で、福島ガンバってきます!