2013年11月30日土曜日

大船渡の仮設から

昨夜、大船渡の仮設に住む、Y江さんから電話がありました。

『アローン・シアター』応援団の会報に同封して、『センセイの鞄』朗読劇のDVDを贈ったので。

彼女との出会いは4年前、陸前高田で初めて「金子みすゞ」の朗読会をした時でした。

まぁ大胆な度胸のある方で、「ど~しても谷さんの朗読指導を受けたい」と熱烈なラブレターが届き…カセットテープによる通信添削指導がスタート。

その時テキストにしたのが、『センセイの鞄』という小説だったんです。

Y江さんは、『センセイの鞄』の公演に、すんごく来たがっていたので、プレゼントした次第。

とても喜んで下さいました!

「仮設で3回目の冬だねぇ」と話すと…

「でも、部屋が狭いと、すぐあったまるから」と。

息子さんは重度の知的障がいがあるのですが「被災したおかげで、グループホームに入れてもらえて。家に置いといたら、どうしても甘やかしちゃうから。みちがえるほどたくましくなって、帰ってくるとお風呂の掃除してくれたりするんだよ!」と明るい声で…。

本当に、頭が下がります。

励まそうとして、いつだってかえって元気をもらう私です。

2013年11月20日水曜日

明日は、シダックス☆

私、埼玉県富士見市のシダックスで、月2回「自分開放講座」をやっておりまして。
 http://www2.u-netsurf.ne.jp/~apro/html/lecture_regular/shidax.html 

なんといってもカラオケ屋さんなので、カラオケをかけて歌詞を朗読。

(月2回なので、歌の朗読じゃない回と交互なんですが)

明日は、ユーミンの「埠頭を渡る風」

♪もうそれ以上 もうそれ以上 やさしくなんてしなくていいのよ
いつでも強がるすがた うそになる

青いとばりが道の果てに続いてる
悲しい夜は 私をとなりに乗せて

ゆるいカーヴで あたなへたおれてみたら
何もきかずに 横顔で笑って

…主婦たちをひととき、トレンディドラマの主人公に変身させてきま~す!

2013年11月19日火曜日

朗読講演会『金子みすゞ的ココロ』のアンケートから その1

金子みすゞが道徳の教科書のようだったら、私は好きにならなかっただろう。

詩を読み込めば、読み込むほど、変な人だなぁと面白くなる。

早くに亡くした父への、ピュアな父恋。

かたや、まっすぐに屈折している母への愛憎。

父の死とお墓にまつわる、ヒミツの匂い…。

死や葬式、お墓の詩が異様に多いのは、家のヒミツのせいで小さな胸に閉じ込めるしかなかった、父への想いからきているのだろう。

そんな彼女にとって詩作は、自分だけの王国だったんだと思う。

自分だけの王国に住む空想姫が、器用に「嫁」などできるはずもなく…

夫にすれば、「オーマイガーッ」という感じだったろう。

世間では一方的に悪者にされている夫に、私はかなり同情している。

この切り口から、みすゞを語る人を私は他に知らない。

だからかな、アンケートに「目からウロコ」「金子みすゞのイメージが変わりました」と書いてあることが多い。

先月、PTAの研修として朗読とお話をさせていただいた、武蔵野市の教育委員会からアンケートが届いた。

担当者、ちょっと仕事遅過ぎだけど、量が多かったから、まとめるのに時間がかかったのでしょう。

こういう研修に参加する親御さんて、良い方が多いんでしょうね。皆さん、すんごいたくさん書いて下さってます!

すごいボリュームなので、アンケートレポートは次につづく…

2013年11月16日土曜日

仲間のエッセーが、東海新報に載りました!

地元・川越の公民館で、「あろーん・しあたー高階」という朗読サークルをやっています。
 http://www2.u-netsurf.ne.jp/~apro/html/lecture_regular/work_takashina.html 

その仲間・網代三千子さんのエッセーが、岩手の新聞「東海新報」に載りました!!!

「五葉山」からの贈り物、というリレーエッセーの連載コーナーです。

網代さんは去年、陸前高田へ『父と暮せば』というお芝居を出前した時に手伝いで同行。公演の翌日、大船渡の碁石海岸で舟に乗り、献花して祈ったことが書いてありました…

網代さんは古流生花の先生で、献花した花束も、朝の光の中で心を込めて作って下さり…そんなことは一言も書かないのが、網代さんらしいなと思ったり。

献花の時、一緒に舟に乗った公演の実行委員長が、男泣きに泣きながら長く長く祈っていたという記事に、思わずもらい泣き…

今、またいろいろな想いが胸をよぎっています。

復興を祈り、願い、そして自分にできることを続けてゆきます。

今週は、いつも塾報告を書いてくれている「みすゞ塾」の塾生が陸前高田を訪ねています。

彼女から、様子を聞くのを心待ちにしています。

2013年11月9日土曜日

谷英美書き下ろし『顔』ー沖縄戦を生き抜いた女性の半生ー朗読会

2013年11月12日(火)10:00~12:00

@さいたま市立 与野本町公民館 3階ホール
https://www.shisetsu.city.saitama.jp/Public/PC/shisetsu2/550.htm 

入場無料

与野本町公民館主催による平和講座

さいたま市在住・在勤の方が対象ですが、それ以外でご希望の方はご一報下さい。
事務局 090-6147-4160(佐藤)

沖縄戦体験者・新垣文子さんとの出会いをいただき、新垣さんと一緒に沖縄へ取材に行き、新垣さんをモデルに書いた作品です。

朗読の後は、沖縄の今と、この国の未来について、普段着の言葉でトーク。わかり易いと好評です☆

2013年11月7日木曜日

戸羽市長が下さった表札のおかげです*smile*

ヒェ~!!!

ポストに入っていた工事箇所のお知らせに、『アローン・シアター』が載ってました!!!

電気工事の業者が作った地図です。

本名の〇〇宅ではなくて、幼稚園や神社と一緒に『アローン・シアター』が地図に載ってる~~~!

戸羽市長の下さった一本松の表札のおかげです☆

流されてしまった陸前高田の松で作った表札に、『アローン』の事務局が、墨跡も黒々と立派な字を書いてくれました。

見る度に、陸前高田を想っておりますですよ。

お父さん、お母さん、家の表札よりデカイ表札をかけて、ごめんなさい。

でも、家族みんなで大笑い。

『アローン・シアター』工事業者に認知さる。

認知されたい業種が違うけど、まいっか。

思いっきりテンションあがりました!

2013年11月6日水曜日

10月19日(土)付け、東海新報

『アローン・シアター』事務局の教え子で、音響などをお手伝いいただいているOクンの記事が、岩手の新聞に載りました!

東海新報に連載されている、「五葉山からの贈り物」というリレーエッセイです。

今日、Oクンから新聞のコピーが届きました。

彼は剣道教室の指導者でもあり、教室の中学生たちを連れて、陸前高田にボランティアに行った記事です。

すんごいよく書けてます、ウルウルきちゃいました!

Oクンは、『アローン』の陸高ボランティア公演にも同行して手伝った下さったのですが、そのことにもたくさんの紙幅を割いて下さり…ありがとうございました。

また陸前高田に、ステージを出前したいなぁ*smile*

2013年11月4日月曜日

陸前高田市長・戸羽太さんのご本

昨日の教育セミナー「金子みすゞ的ココロ」では、戸羽市長の「がんばっぺし!ぺしぺしぺし!!」5冊売れました。

主催者である志学会高校の理事長さんは、学校の図書館用と、ご自分のと2冊も買って下さいました!

皆さんにサインを求められ、戸羽市長の本なのに私がサインをすることに(笑)。

本の在庫、まだまだ売るほどあります(汗)。

販売について「谷さんの本ならいいが、政治家の本は…」と売らせていただけないこともあったりして…

そっか…戸羽さんって政治家だったんだよね…と今頃気付いたりして(笑)。

買いそびれてしまったあなた、どうぞお申し付け下さいませね*smile*

引っ越し:追記

谷英美サイト は、この旧ブログへお引越し予定。サイトは閉鎖予定です