2012年2月27日月曜日

2012年2月20日 みすゞ塾レポートの続き

レポートが長くなってしまったので、2回に亘っております。

その日、お稽古した詩は、全て第Ⅲ集より。『すかんぽ』『守唄』『雪に』

『雪に』

海にふる雪は、海になる。
街にふる雪は、泥になる。
山にふる雪は、雪でゐる。

空にまだゐる雪、
どォれがお好き。


タイトル、『雪』じゃなくて『雪に』なんだ…何でだろう?「どれが好きか、雪に聞いてるからじゃない」。などと、ワイワイしながら、個別に朗読練習。

Aさん。<泥>の音色が、ドロドロしてて、とってもGood!そして<海>、海の深さを感じさせるよみ。そう話したら、Aさん「私が雪なら、海になりたいから」とおっしゃる。「そっか。みすゞは、どの雪になりたいんだろうね?どの雪も<みんなちがってみんないい>と思ってはいなさそうだよね」と私。

Aさん「山にふる雪は、山になるんじゃなくて、雪のままなんだ…。山になってもよさそうなのにね」
私「ほんとだ。この表現、面白いね。みすゞは『淡雪』という詩で、<雪は面白そうに舞いながら、泥々なぬかるみになるために降ってくる>と謳っている。普通の価値観と違う人だから、みすゞは泥をバッチィものと思っていないかもしれないよね」と、またまたワイワイしつつ…

Bさん朗読。最初は、子どもになりきって。
私「そうだよね。素直な子ども心でよむとこうなるよね。子どもは子どもなりに<自然界>の詩ととるだろうし。大人は、人生を感じるかもしれない。生まれる場所は選べない。運命を受け入れて生きていく…みたいな。じゃあ、今度は、大人で朗読してみましょう」
二度目は、<雪でゐる>に意思を感じるよみでした。理由を尋ねたところ…
Bさん「私だったら、山にふる雪になって、雪でいたいから」

続いて、Cさん。2回とも<ゐる>を強調。想いは、Bさんと同じとのこと。でも一度めは、強く。二度目は、優しかった。そうなのです、強調の仕方にも色々なやり方があるのです。

この日は、会報の発送作業があったので、『アローン』事務局も参加。なんと、彼は♪歌った。そう、『雪に』は、「空のかあさま」のラストシーンで、つぶやくように歌って、みすゞは空に昇っていくのです。そのメロディーで、彼は歌いました。

塾の後、私はあらためて一人で『雪に』と向き合った。そして、この詩を、みすゞの生涯を描いた一人芝居のラストに選んだ師匠への尊敬を新たにしました。「空のかあさま」は、師・宮武侚史先生が書いて下さった作品だ。ラストシーンでみすゞは、遺して逝く幼い一人娘に、伝えきれない想いを、この詩に託して静かに歌い昇天する。

みすゞは、才能を西條八十に絶賛されながら、詩人として生きることを選べず、自死を遂げた。一人娘のふーちゃんに、この詩を通して「あなたは、どう生きる?」と問いかけているのだろうか…。はたまた雪を自分に見立てて、「今度生まれてくる時は…」と、来世を想っているのだろうか…。

そういえば、横浜の小劇場で、月1のロングラン公演をしていた初演時。初代の音楽担当者がエンディングに使った曲は、「ル・プルミ・パ」というシャンソンだった。私はフランス語などわからないけれど、メロディーに<再生への祈り>を感じた。そう話したら、音楽担当者がぶっ飛んでいた。「ル・プルミ・パ」というのは、<最初の一歩>という意味だそうな。

この時、私の描くみすゞのイメージが決まったのかもしれない。

2012年2月24日金曜日

2012年2月20日 みすゞ塾レポート

いつもレポートを寄せてくれる塾生がお休みだったため、今回は、谷によるレポートです。

お稽古のレポートの前に、塾のこぼれ話をば。2007年4月11日、5年前のみすゞのお誕生日に、私の応援団が発足。本当に有り難いことなのだが、なんと運営委員は、たったの1年で壊滅。会報も止まった。会費をすでに入れて下さっているファンの皆さんを放り出すことは、私にはできず…。会報などという立派なものは作れないけれど、公演情報だけでもお知らせしなければと、ぶっ倒れそうになりながら1年、一人で送り続けた。

その悲惨な現場を、このサイトの管理人が目撃。忙しいのに、会報の編集まで引き受けてくれることになった。捨てる神あれば、拾う神あり。おかげさまで、とってもス・テ・キな会報を(自画自賛・笑)年4回、お届けできるようになりました。寄稿者のある時以外、ぜ~んぶ私が書いてます…っていうか、書かされてます。鬼編集者=このサイトの管理人に、おシリをぶっ叩かれながら。読んでみたいでしょう?読みたいあなたは、今すぐ、トップページ『アローン・シアター』事務局にメールして、入会しましょう*smile*

その会報を発送するための封入作業を、都合のつく塾生が手伝ってくれている。作業の真っ最中に、岩手県大船渡の応援団会員より1本の電話が…。このYさんは唯一、カセットテープによる通信添削で朗読指導させていただいている生徒でもある。

Yさんとの出会いは、2009年に、陸前高田で開催された朗読会。前年、陸前高田に移り住んだ塾生が、私を呼んでくれたのだ。Yさんは、どうしても私に朗読を習いたいと熱いお手紙を下さり、通信添削が始まった。

昨年の震災による津波で、Yさんはお家を流されてしまった。今、仮設住宅におられる。3月3日に私が陸前高田に行くにあたり、「こちらは寒いから」と、毛糸の羽織を送って下さった。仮設は隙間風が吹き込むでしょうに、私を気遣って下さる…。「本当にありがとう」と前夜メールしたら、声が聞きたくなっちゃったと、お電話下さったのだ。

「ちょうど今、塾で会報の発送作業を、みんなに手伝ってもらってるところ。あさってぐらいには届くから、楽しみに待っててね」と私。
「近くに住んでいれば、私も一緒に手伝いたいのに!」とYさん。泣かせることを言ってくれるじゃないですか…。

3月3日、竹駒のコミセンで行われる「お雛さま」のイベントで、私は朗読させていただく。Yさんもメンバーとなっている「みすゞ亭」の仲間も、ステージ発表をする。「みすゞ亭」は、陸前高田に移り住んだ塾生が始めた、詩を読み合う会だ。その塾生はイベントの実行委員長でもある。「お互いに朗読、ガンバりましょう。お目にかかれるのを楽しみにしています」と電話を終えた。作業もちょうど、終わったところだった。

…というところで、長くなるので、塾のレポートは、次に続く。

2012年2月20日月曜日

谷英美のエッセーが本に載りました!

『それぞれの生きる形』~「五葉山の魅力」リレーエッセイから~ 1,500円

本のご注文は、このサイトのトップページより『アローン・シアター』事務局までお申し込み下さい。送料サービスにて、送らせていただきます。

岩手の新聞「東海新報」に、2008年~2010年まで連載されたリレーエッセーが、1冊の本になりました。<企画・発行>五葉山自然倶楽部の事務局・千葉修悦氏が、「空のかあさま」陸前高田公演を観て下さり、執筆を頼まれました。

五葉山を愛する人たちの連載に、その山のことを何も知らない私が…と思ったのですが、口説き上手な千葉さんにおとされてしまいました(笑)。無責任に知らない山のことを書けないので、芸道の山と格闘する自分のことを書かせていただきました。

公演が2010年4月、その年の9月に、東海新報に掲載。翌2011年の新連載にも執筆を依頼され、その締め切りが、震災翌日の3月12日。締め切り前日=震災当日に、原稿滑り込みセーフのはずだったのですが…。

私には、TVを見る習慣がなく、原稿を送信した時間に、陸前高田の町がどういうことになっていたのか何も知らず…地獄を味わっているであろう担当者の千葉さんに、平和なメールを送ってしまいました。でも送ったメールは取り返せません。その後、メールも電話も繋がらず、消息もわからず…。

ガソリンが手に入らず遠野まで給油に行き、行列している千葉さんからお電話いただいたのは、地震から何日経っていたのでしょう…。生きていてくれた!声を聞けた!あの瞬間の喜びは、言葉になりません。幸い、住田にお住まいの千葉さんは、被害はあったものの津波は免れたとのこと。知らなかったとはいえ、脳天気なメールを詫びると、穏やかな声で「大丈夫ですよぉ」…。どんなに気持ちが救われたかしれません。

公演でお世話になった町が壊滅し、たくさんの悲しい知らせが届きました。大切な人たちが被災するという初めての経験。力になりたいという想いはあっても、慣れない支援。行き違いに、正直たくさん傷つくこともありました。そんな時、千葉さんからの電話の「おばんでございます」という声に、どれほど救われたかしれません。励まさなければならない立場の私が、「大丈夫ですよ、谷さんの気持ちは、みんなわかってますから」と逆に慰められ、声を挙げて泣いた夜もありました。

また3月3日、陸前高田に行きます。14時から、広田水産高校仮設住宅集会所での朗読会は、千葉さんがセッティングして下さいました。題して「冬の次は、春!」~金子みすゞ&歌の朗読~。高田の町に、あったかい心のご飯の出前に行ってきま~す。午前中は、竹駒のコミセンで。演目は同じです。ガンバルぞ~!

震災後の新連載は没になり、幻の原稿となってしまいました。『それぞれの生きる形』、震災で奪われてしまった愛しい日常の数々…。ぜひ、お手に取ってみて下さい。お申し込み、お待ちしています*smile*

2012年2月15日水曜日

2012年2月13日 みすゞ塾レポート

塾生より届いたホヤホヤのレポート、さっそくupします!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「かんざし」「一軒屋の時計」「ゆびきり」の3編。

「かんざし」と「ゆびきり」はストーリーのある詩で気持ちを込めながら、なりきって読めるもの。短いこの詩は、どう読むか。


一軒屋の時計      Ⅰ集 「美しい町」より

お日さま、お空のまんなかだ、
のろまの時計がおくれたよ、
ちょつくら、お日さんに合わせましよ。

田舎の一軒屋のお時計は、
いちんち欠伸(あくび)とゐねむりだ。

どのような風景を思い浮かべるだろうか。私は、田舎の藁ぶき屋根の一軒屋を思う。お日さまがあたたかく、のんびりと時間が流れる。時計はぜんまい仕掛けの柱時計。きりきりとねじを巻く音が聞こえそう。ぽかぽかした中でお昼寝がしたくなる。

塾長は、それぞれが読み終えたのち、いろいろな言葉かけで塾生をいい気持にさせてくださる。それらを拾ってみよう。

「いいねぇ。自分がのろまな時計の気持ちで読んだのかなぁ。なんか、のどかな平和な読みですね。たとえば、のろまな時計にほらもっとはやくだよとまきを入れるように読んだらどうなるか、やってみて。なるほど、どの世界で仕上げるかで変わってくるね。」

「いいねぇ。なんかこう、のろまな時計にやさしく言ってあげている感じがね。もうちょっと頑張ってみないという、言い方がやさしいよねぇ。のろまな時計に感情移入しているよね。これきっとみすゞものろまな時計へのやさしい思いを書いているのだろうね。」

「かわいいねぇ。いいね、ほんとに。もともと持っているものでかわいらしさを出しているね。ぶりっ子でなくて、ほんとにかわいい。いいなぁ、うらやましいなぁ。できない人間にはあこがれるよ。声質がかわいいんだね。口角をあげて読むのはいいこと、発声練習でも笑顔でやっていたから、とてもよいと思う。」

「いいねぇ。なんでもない詩なのにみんなそれぞれいいねぇ。語尾がやさしい音がしてとってもいい。それでいて1連と2連の変化があって、よい表現になっていた。素敵です。キャラクターがみすゞの世界に合っているね。この詩、好きでしょ。」

「いいねぇ。のろまの時計をやさしく励ましている感じがする。声がわりと低いのが深い湖みたいな声でいいのよ。若々しくていいよぉ。」

塾長の「いいねぇー。」が聞きたくてがんばっているのですよ。

2012年2月11日土曜日

2012年1月25日 「キラリ笑」レポート

時間を遡ってサークルレポートをupしてますねぇ(笑)。

毎月1回、さいたま市の公民館でやっているこのサークルでも、シダックスと同じ♪歌の朗読をやっています。ピアノを弾けるメンバーが3人もいるので、カラオケならぬ、生ピアノによる伴奏で歌詞を朗読。こんな贅沢なひとときを楽しめるのも、快く伴奏して下さるメンバーあってこそ。本当に、有り難いです。

で、今回あろうことか、なんと私がピアノを弾くことに…!!!

事の発端は、このサークルとは離れますが、個人的にレッスンを受けに行っているヴォイストレーニング。舞台での声を獲得するために通っています。目的はそうであっても、歌をうたってレッスン。私、マニアックな歌が好きなので、カラオケを準備するのが一苦労。先生にそう言ったら、「自分でピアノ弾いて歌えばいいじゃん」…。簡単におっしゃいますが、小学生の頃、担任に「音痴を直した方がいい」と言われ、オルガン教室にちょっぴり通ったことがあるだけ。

「ムリ」と尻込みする私に、「ピアノなんて指1本でも弾けるんだから」と…。先生にやってご覧と言われて、やってみもしないで「できません」というお行儀は、私にはないのです。とりあえずやってみて、挫折するのは仕方ないとしても。

…ということで、稽古場として借りている公民館の音楽室で、一人ピアノに向かう日々。ヴォイスでやりたいのにカラオケがない、中島みゆきの隠れた名曲「ひとり遊び」のメロディーを、一つ一つ鍵盤を叩きながら拾い、それに合う和音や単音を組み合わせ…耳を頼りに我流の格闘。

そんな私に、キラリで伴奏してくれてるメンバーが、ピアノ指導の助け舟を出してくれました。が、家にピアノもないのに弾こうとしていることからして、「アンビリーバボー!」と…(音楽をナメてる?)というオーラ、バリバリ。ごめんなさい、ごめんなさい、音楽もピアノも、けしてナメてなどいないのです。ああ~早くも、私と彼女は不協和音…。

私のヴォイストレーナーは、渡辺プロの音楽学院で、アイドルから演歌歌手まで教えますが、本来はオペラ歌手。イタリアだったかドイツだったかに単身渡って、「これは」と思う歌手に、「弟子はとらない」というところを拝み倒して、鞄持ちに。ぴったりひっついて芸を盗んだそうです。そんなキャリアから、「日本の音楽教育が音楽を駄目にしている。教科書で教えられないことこそが音楽なんだ」が持論。てなわけで私にも、「教育に毒されていない者にしかできないピアノを弾け、谷ちゃんにしかできない歌をうたえ」と…。

そんなこと言われても…というアレやコレやある中で、キラリで私が伴奏することに。曲目は唯一のレパートリー、みゆきの「ひとり遊び」。歌詞を朗読したメンバーからは、「すごい、やり易かった!」と驚きの声が。メロディーを弾かない(弾けない)ので、読むテンポに合わせられるからかな。不協和音の彼女からも、「良かったですよ」と言っていただくことができました。

これって、私の新たなジャンルになるかも…。名付けて「弾き朗読(笑)?!」。いや、でも、マジで。1曲仕上げるのにもの凄い時間かかるけど、むっちゃ楽しかった。新たな創作のよ・か・ん(ウフ!)。よっしゃ、今年のファンパーティには間に合わないけど、レパートリー増やして「歌の朗読Live」やるぞ~!題して、「谷英美、中島みゆきを謳う」…いいかも*smile*

2012年2月8日水曜日

12年2月2日 シダックス自分開放講座レポート

この講座の細かいレッスンメニューは「れぎゅらぁさーくる」の方でご覧いただくとして、朗読練習のテキストは大きく分けて二つ。一つは、カラオケ使い放題のシダックスならでは、カラオケにのせて歌詞を朗読する♪歌の朗読。もう一つは、物語の朗読。そこに加えて去年から、”台詞を読んでみましょう”ということで、戯曲に取り組んでいます。受講者は二人ぽっちなのですが(涙)、お二方とも演劇経験者のため、ノリノリ!

今、井上ひさし作「父と暮せば」をやっています。宮沢りえちゃんの主演で映画化もされたのでご存知の方も多いかと思いますが、広島の原爆を描いた名作です。実はこれ、私の演目でもありまして。職権を行使して、受講者の演技から盗ませてもらっています(笑)。

父と娘の二人芝居なのですが、受講者は二人とも女性。タカラヅカよろしくというか、男子のいない演劇部よろしくというか、女性が男役をやってレッスン。これがまた、いいんだな二人とも。やっぱり指導者がいいからかしら(爆)。

この日は、2場の前半。素晴らしい演技からいただいたヒントを、さっそく自分の稽古に取り入れました。受講者のおかげで、アローン・シアターの「父と暮せば」も、グレードアップのよ・か・ん。嬉しい相乗効果です。

今年、井上ひさし先生の故郷、山形県川西町公演の計画があるのですが、演目は「空のかあさま」も含めて検討中とのこと。川西町でやるのなら、「父と暮せば」をやりたいなぁ!

2012年2月3日金曜日

2012年2月3日 あろーん・しあたー高階レポート

第一金曜日は、みすゞ以外の作品で、朗読のお稽古。今、三浦綾子の「母」に取り組んでいます。小林多喜二のお母さんによる、一人称の語りという作品。

多喜二は、社会勉強にと訪ねた料理屋で、貧しい家族を養うため苦界に身を沈めている、タミちゃんに一目惚れ。親友から莫大な借金をして、身請け。母や弟妹と暮す家に引き取ります。ところがタミちゃんは、「自分のような者が傍にいては、多喜二さんの足手まといになる」との書置きを残し、身を裂かれる思いで出奔。

住み込みの病院で働いているタミちゃんを、やっと見つけ、淡いデートの真似事などするも、またしても姿を消してしまった。

二年後、高級ホテルの玄関近くでタミちゃんを発見。聞けば、食堂で給仕をしているという。苦界に舞い戻ってしまったのではと案じていたタミちゃんは、多喜二の教えを守って、自立の道を歩んでいた…。奇跡の再会にもかかわらず、開口一番多喜二が口にしたのは「勉強してるか」だった。
「うん、多喜二さんに言われた通り勉強してる。お母さん元気?」とタミちゃん。

今日の朗読練習で、このタミちゃんの台詞を、むっちゃ可愛らしく読んだ撫子さん。私は、「野菊の墓」に主演した松田聖子が頭をよぎった。そういえば、あの役もタミちゃんだった。「タミちゃんは、野菊のような人だ」…映画のセリフまで覚えている自分にびっくり(笑)!

撫子さんをサカナに、ひとしきり盛り上がった。盛り上がっただけではお勉強になりません。みんなでブリっ子の練習をすることにしました。ありったけの可愛らしさを振り絞って、
「うん、多喜二さんに言われた通り勉強してる。お母さん元気?」
この台詞を全員で練習。もちろん私もやりましたとも。Kさんがボソリと漏らした感想は、「ヤだ先生、借りてきたネコみたい」…全員大爆笑…ちょうど、お後がよろしいようで。

引っ越し:追記

谷英美サイト は、この旧ブログへお引越し予定。サイトは閉鎖予定です