後を濁したまま発っていった息子は案の定、昨日片付けに帰ってこなかった。
「寮の歓迎会があるから、明日（つまり今日のこと）帰る」と電話はあったが…
雨だし億劫になって、きっと今日も来ないだろうと思いつつ稽古していたのだが
「腹減った」と、夕飯の時間に帰ってきた！
鬼汚かった部屋は、小鬼汚いぐらいまでには進化（？）したが、片付くまでにどれぐらいの時間がかかるのだろう（遠い目）…
明日に備えて休むとしましょ。
明日は、地元・川越のお寺でやっている「みすゞ塾」。
http://www2.u-netsurf.ne.jp/~apro/html/lecture_regular/misuzu_juku.html
桜の時期は毎年恒例、境内でのお花見野外学習。
外で朗読するって気持ちいいんだぁ…みすゞには野外がよく似合う☆
発つ雛、思いっきり後を濁して引越していった。
ど～すんの、これ…あたしが片付けるの…？！！！
連日、大学の友達、バイト先の仲間、地元の友達と思い出作りにいそしんでいっこうに荷造りせず、どれだけ言っても荷造りせず、今朝バタバタといるものだけ車に放り込んで出ていった。
今夜は寮に泊って明日、お直しのあがったスーツを引き取りがてら掃除しにくると言う。
何かを手放すと、何かがやってくる。
今頃になって、町田「３・１１イベント」のアンケートが、北海道から郵送で届いた。
北海道から来て下さっていたのだろうか…わざわざ郵送して下さり、有り難かったです。
しかし、「元ロックスターだった谷さん」と書いてあったのは、なぜなんだろう…？
プロフィールには、そんなこと書いてないのに…
私のステージにロックスピリッツを感じていただけたのだとしたら、嬉しいな☆
そ～なんです、私の「金子みすゞの世界」には、ロック魂がギュッと詰まっているのです！
なんたって、元ヤンだからね（笑）。
敬愛するリリー・フランキーがみすゞを評して曰く「金子みすゞは、心正しいパンクロックだ」。
そう、１００年早く生まれてしまった詩人。
女性が一人前の人間として扱われていなかった時代に「みんなちがってみんないい」なんて、イカレてるとしか思えない。
私はみすゞを、女癖の悪い夫のせいで死んだヒロインではなく、「自分」を貫いた詩人として伝えてゆきたい。
高校が同じだった息子の友達K君が、彼女を連れて挨拶に来てくれた。
大学を卒業した彼は就職し、大阪勤務になったことは聞いていた。
泊りに来たり、泊りに行ったり、どっちの家の子かわからないK君が大阪に行ってしまう。
「寂しくなるね…」と私。
K君の後ろにいた彼女が、コクンと頷く。
ばぁちゃん（谷の母）も、「大阪なんて、すぐだから」と参戦。
谷「気休め言うなよ～。（彼女に）遠いよねぇ」
ばば「メールとかもあるし」
谷「そういう問題じゃないし。K、浮気すんじゃねぇぞ」
息子「浮気したら去勢してやるし」
…にわか漫才になりかけたら、彼女がポロポロと泣き出した。
谷「大丈夫！うちらみんなで見張っててやるからね」
話には聞いてたけど、可愛い可愛い彼女だった。
青春だなぁ。
うちの息子も明日、寮への引越しです。
巣立つ若人たちに、幸多かれ！！！
昨日は、さいたま市でやっているサークル「キラリ☆笑」でした。
http://www2.u-netsurf.ne.jp/~apro/html/lecture_regular/kirari.html
仲間たちが、陸前高田の障がい者作業所「あすなろホーム」商品の共同購入を続けてくれているのですが
消費税が上がる前にと、またまたお取り寄せしてくれました！
年度末でもあり、サークルの後、役員さんたちの慰労を兼ねた楽しい×２お食事会。
メンバーのほとんどが主婦ゆえ、持ち寄る手料理の作り方を教わったり、残りは「おみや」にしたり…
「お料理教室やりませんか」と声がかかるのではという腕前のI子さんの、今回の一品は「ひき肉の海苔まきロール」。
なんとその味つけに、福島の料理屋「ゆず沢の茶屋」さんの「ゆず味噌」を使って下さったそうな！！！
ゆずさんには震災前に何度も芝居を呼んでいただいたご縁から、震災後は「福島応援朗読会」を毎年させていただいている。
そのゆずさんが先月、東京は渋谷、東急デパートの「福島物産展」に出店。
名物の味噌焼きおにぎりの実演販売と共に、「ゆず味噌」を売っていた。
本当にささやかなお手伝いだが、「渋谷に行くついでがあったら寄ってあげてね」と、サークルでもチラシを配った。
I子さんは、お立ち寄り下さっていたのだ。
しかも、「行ってきましたヨ」と私に連絡してくることもなく、「ゆずさんのお味噌で味付けしました」…と、おずおずとおっしゃる奥ゆかしさ！！！
格別の味がしました、ありがとう。
おかげさまで、一つのサークルで、陸前高田と福島…２ヶ所の支援をすることができました。
私一人の力は小さいけれど、ハートのある仲間の輪と和に、本当に感謝です☆
「町田３・１１イベント」、大学4年の息子がスタッフとして裏方を手伝ってくれたのだが…
本番前日、「母さん、話がある」と…
卒業の懸かった追試の出来が不如意だったと、結果五分五分だから最悪の場合の覚悟だけはしておいてくれと…
ちょっと待ってよ、覚悟って私がするものなの？！本番前日にそんなこと言わないでおくれよ～…
母子家庭で、高校・大学と私学でここまで頑張って、もう逆さに振っても母さん鼻血も出ないよ～…
とか思いつつ、考えてもどうにもならないことは考えない性質なので、舞台に備えてしっかり寝た私です。
いやぁでもおかげさまで、追試は合格。無事、就職先の寮に入ることになりました（ホッ）。
息子に手伝ってもらう最後となった「町田３・１１」、一言「楽しかった」と申しておりました。
母さんも楽しかったよ、ありがとう。
皆さん、花粉は大丈夫でしょうか？
今年は症状が出なかったので「治ったんだ～！毎日コツコツお酒を飲んで、内側からアルコール消毒してるからかなぁ」なんて喜んでいたら…
月曜の夜から、来た～～～ッ！！！
昨日は、しっとりティッシュを買いに走りました（涙）。
例年になく喉がイガイガして、声の調子が悪い…声帯が腫れて熱持ってる感じ。
1週間前に発症していたら、「町田３・１１イベント」にぶつかってしまうところでした。
不幸中の幸いということで、明日はシダックスの「自分開放講座」。
http://www2.u-netsurf.ne.jp/~apro/html/lecture_regular/shidax.html
♪歌の朗読ではなくて、リリー・フランキーの「東京タワー」をやります。
むっちゃ楽しみ☆
いつか「東京タワー」の朗読会やりたいなぁ＊smile＊
新しい企画の公演会場をあたっておりまして、相手役の方と、昨日川越の鶴川座という芝居小屋へと下見に行ってきました。
でも、床が抜けてたり、天井から青空が見えたり、二階席への階段には枯葉が積もり、楽屋はとても使えるシロモノではなく…断念。
大掃除しても使えない小屋を、一日35,000円で貸し出すって、どういうんだろう…。
耐震性のかけらもない小屋で芝居やってる時に、大地震がきたら、どうなるの？！
貸すからには、使える状態なんだと思ってました。
芝居小屋として使えない小屋は、芝居小屋じゃない。
「全国芝居小屋会議」のマップで、鶴川座に（ ）してあった意味がわかった。
江戸だか明治だかの芝居小屋を、朽ち果てるにまかせて放置してるなんて、川越の恥だよ…。
川越の芝居小屋で、川越の役者が芝居を打つ！と胸ときめかせて見にいったのに、悲し過ぎる。
10年以上前、「川越に芝居小屋がある」と聞きつけて見にいった時は、テナントが入ってて、中国の物を売っていた。
その後、民間団体が運営者になって貸し小屋にしてたけど、料金がハンパじゃなく高くて「誰が借りるの？！」と思ってたら、案の定その団体は撤退。
市も活用法を模索していたようだけど…こんなことになっていたなんて…。
もう手遅れかもしれない。
私の手には負えないかもしれない。
でも、見て見ぬふりしたら、私は一生後悔する。
どうしたらいいかわからないけど、動いてみようと思う。
長い闘いになる予感。
おかげさまで、無事終えることができました。
金子みすゞだけでなく、こっ恥ずかしかったけど、自分で作った詩も一つだけ朗読してきました。今の私の気持ちです。泣かずに読もうと決めていたのに、ダメでした…。
・・・・・・・・・・・・・・
…あの日
生きていてくれと祈ることしかできなかった
想いを届けたくても
届けることすらかなわなかった
生きていてくれて、ありがとう
亡くなった人たちも、思い出をありがとう
忘れないよ
あなたの名前
あなたの笑顔
してくれたこと
交わした想い
会いたい人に会えることは
当たり前ではないと知りました
生きて、また会えること
そして今、想いを届けられることに
感謝します
エミ
命日というのは、命の日と書くのですね…。
彼女は命を絶つ日の昼間、写真館で写真を撮り、道明寺さんを買って帰り…
夜、義父と、お母さんと、娘と一緒に食べ、クスリを飲みました。
毎年３月１０日は、みすゞを偲んで道明寺さんをいただきます。
そして明日は３月１１日…
３月１１日に、金子みすゞの詩を朗読させていただけるなんて、なんだか不思議な気持ちです。
明日の「町田３・１１イベント」、たくさんの命への祈りを込めて精一杯務めます。
「雪」金子みすゞ全集より
誰も知らない野の果てで、
青い小鳥が死にました。
さむい、さむい、くれ方に。
そのなきがらを埋めよとて
お空は雪を撒きました。
ふかく、ふかく、音もなく。
（中略）
やがてあけゆきあくる朝、
お空はみごとに晴れました。
あをく、あをく、うつくしく。
小さいきれいなたましひの、
神さまのお國へゆくみちを、
ひろく、ひろく、あけようと。
今日は、シダックスの講座でした。
http://www2.u-netsurf.ne.jp/~apro/html/lecture_regular/shidax.html
場所柄、カラオケをバックに歌詞を朗読する「歌の朗読」をしたりします。
今日は、フラワーカンパニーの「深夜高速」を朗読しました。
♪僕が今までやってきた たくさんのひどい事
僕が今まで言ってきた たくさんのひどい言葉
涙なんかじゃ終わらない 忘れられない出来事
一つ残らず持ってけ どこまでも持ってけよ
ラスト、私が朗読して〆るのですが、受講者からの感想。
「矢沢永吉みたい☆」←朗読が矢沢って（笑）？！
「谷さんの十代の頃が見えるようでした」←元ヤンだからね（笑）。
いやぁでも、血が騒いで、朗読しているうちにどんどん熱くなってしまう歌詞で
♪生きててよかった×３ そんな夜を探してる
生きててよかった×３ そんな夜はどこだ
震災前の曲だけど、震災後は胸に刺さる…そういう曲がたくさんある。
震災後に作られた、ベタな「震災ソング」は苦手な私です。
般若のラップ、「何も出来ねえけど」はいいですよ！…本当の愛国心って、こういうのだと思う。
月曜日、東京は日暮里の道灌山学園保育福祉専門学校で、金子みすゞの朗読とお話をさせていただたのですが
道灌山学園さんが、福島の応援にご協力下さいました！
公演でお世話になっている福島の「ゆず沢の茶屋」が、ちょうど２月２７日～３月４日まで、渋谷の東急で福島物産展に出店していて
そこの「ゆずみそ焼きおにぎり」を、お弁当に使って下さったんです。
昼・夜２回講演で、食事を出して下さるとのことだったので、ダメ元でお願いしてみました。
「お弁当をご用意下さるのでしたら、ゆずさんのおにぎりにしていただけないでしょうか」と。
厚かましいお願いをご快諾下さった上に、職員の分までご注文下さいました！
風評被害に苦しむ社長も女将さんも、とても喜んで下さいました。
まだ日時は未定ですが、今年も福島「ゆず沢の茶屋」で朗読会をいたします。
社長、女将さん、待っててね！また皆さんに喜んでいただけるステージを出前しますから＊smile＊
東京は日暮里の専門学校へ、金子みすゞの世界を出前に行きます。
３月３日（月）昼間部１４：５０～ 夜間部１８：４０～
朗読とお話「金子みすゞ的ココロ」
＠道灌山学園 保育福祉専門学校
昼間部・夜間部、それぞれの生徒さん、先生方を対象とした特別講義となっています。
学校行事ですので、一般の方は参加できません。ごめんなさい。視察なさりたい方は、今夜２２時までに、事務局までご一報下さい。
taniemi.alonetheater@gmail.com
明日は、「聴く力」をテーマにする予定です。詩の言葉の奥や、生き様の奥にあるみすゞの想いに、耳を澄ませてもらえたらなと思っています。
さぁ、最終準備にとりかかります。がんばっぺし！ぺしぺしぺし！
