谷英美の二代目誕生か？！

私は、金子みすゞを描いた『空のかあさま』という一人芝居をライフワークにしています。

その作者は、演劇の師でもある宮武侚史先生だ。

先生はここ１５年来、日大芸術学部演劇学科演出コースで教えていらっしゃる。

その女学生Oさんが『空のかあさま』を卒論のテーマとし、試演会をするという。

春に、会いたいと乞われOさんと、演出助手に会った。

昨日は稽古を見学してきた。

先生の台本をテキストレージすると聞いてはいたが…

『空のかあさま』を薬にして、Oが心の便秘を解消する作品と見受けた。

排泄は、身体だけでなく心にとっても切実で、その切実さゆえ響いてくるものがあった。

しかし、金子みすゞ（ペンネーム）、金子テル（本名）、O本人が実名で登場する一人芝居の難易度は想像を絶する！！！

１ヵ月後の本番が楽しみだ。

９月２８日（金）１９時頃～＠日大芸術学部江古田キャンパス

よかったら、ご一緒しませんか？

「金子みすゞ・雅輔の会」＠下関に、谷英美、寄稿させていただきました☆

金子みすゞの命日・３月１０日に、命を閉じた下関でメモリアル公演をさせていただきました。
お世話になった「金子みすゞ・雅輔の会」より寄稿依頼があり…
拙文の載った会報が届きました☆
金子みすゞ・雅輔の会様、ありがとうございました！！！
みすゞの足跡を辿る「観劇・感激ツアー」にご参加下さった皆さまには、私からお送りいたします。
待ってて下さいネ～。

谷英美ファンクラブ会報「風火水土」４２号

今日は、地元・川越の蓮馨寺で続いている〈みすゞ塾〉でした。
　http://www2.u-netsurf.ne.jp/~apro/html/lecture_regular/misuzu_juku.html　

１時間早く来て下さった有志が、ファンクラブ会報の封入作業をお手伝い下さいました。

会報「風火水土」４２号の記事は、５月の沖縄公演、７月の淑徳小学校レポートです☆

〆切りの関係で、『東京タワー』＠リリアのご報告は、次号になります。

不特定多数の方に視られるネットには書けないたくさんのこと…

入会随時ですので、ご希望の方はメールにて承ります。
taniemi.alonetheater@gmail.com

入会金なし、年会費２，５００円で、年に４回、エミゾ～ル満載の会報をお届けします。

よろしければぜひぜひ、会員となって応援して下さいネ！

灰地順先生の形見分け その３

いただいた形見の中に、小林多喜二の写真（のコピー？）がありました。
この写真に写っている千田是也さん、原泉さんと交流がおありだったのでしょう。
大正１５年生れの先生は、演劇座という劇団を主宰しておられました。
当時の芸術は、自由を渇望する熱に溢れていました。
自由の対極にあるのが戦争です。
尾道生まれの先生は、原爆雲もご覧になったそうです。
そして軍事教練で兵隊に殴られてから、戦争が大っ嫌いになったとおっしゃっていました。

灰地順先生の形見分け その２

先生のレパートリーである、雨月物語『菊花の約』の台本もいただきました。
この作品は、ひょんなことから私のレパートリーにも加わりました。
『アローン・シアター』事務局・佐藤さんの教え子の大橋くんが指導している剣道教室から、オファーをいただいたからです。
命を懸けて約束を守った武士の物語で、「言ったことは成す、約束は守る」ことの大切さを子どもたちに教えたいと。
師匠の演目にチャレンジする機会をいただけたのは、幸せなことでした。
これからも、先生の背中を追いかけてゆきたいと思います。

灰地順先生の形見分け

朗読の師であり、大先輩の俳優である灰地順先生が年明けに亡くなられ、形見分けに先生の台本をいただきました。
先生の胸をお借りし一緒に舞台に立ちたいという夢を、５年前に叶えられたのは本当に幸せなことでした。
私が共演のラブコールを送った時、川上弘美が谷崎潤一郎賞をとった『センセイの鞄』を演ろうとおっしゃったのは先生でした。
主人公のセンセイとツキ子さんは、手前味噌ながら私たちにぴったりの役で…
可愛げの無い女の可愛らしさを、センセイが引き出して下さいました。
台本の書き込みを追いながら、先生が美味しさを教えて下さった黒糖焼酎で献杯しようと思います。

納豆ドレッシングのレシピｂｙ谷英美

プロデュサー・NYパワーハウス中村裕子さん宅で先日、『東京タワー』リリア公演の反省会をしました。
しっかり反省した後は、お疲れ様パーティ☆
料理上手の中村さんが、めっちゃ美味しい納豆ドレッシングのサラダを作って下さいました！！！
さっそく実践。
盆回りで親戚から野菜をたくさんいただいたので、ゴーヤーサラダに納豆ドレッシングをかけてみました。
ゴーヤーと納豆の癖がマッチして、それこそ癖になる美味しさです。
中村さんに教わった、納豆ドレッシングのレシピを伝授いたしましょう。
野菜のボリュームに合わせた納豆に、ついているタレとからしを全部入れ、マヨネーズ適量…これを少量の水でゆるめます。
辛いのが好きな方は、アクセントに豆板醤を加えてもバッチリです。
よかったら試してみて下さいネ。

谷英美、〆切りに追われるの巻

シンデレラの気分です（笑）。
ファンクラブ会報の紙面割付がやっと終わったので…
お待ちいただいていた五葉山自然倶楽部への寄稿も、やっとこさ完了☆
２年前、岩手のお山、五葉山への登山＆朗読会という、サスケのような体力勝負の公演を敢行！！！
五葉山自然倶楽部が後援、協力、登山案内までして下さり、寄稿を頼まれまして。
登山の前日、陸前高田の七夕で川原祭組に参加させていただいたこと…
鎮魂と復興への祈りを山が抱いてくれた朗読会で心が震えたこと…
書かせていただきました。

金子みすゞ考ｂｙ谷英美 ２０１８年８月１９日（日）

これまで、第Ⅲ集は、涙なくして読めずにきた。みすゞの透き通った悲しみが胸にこぼれてきて…。

しかし第Ⅰ・Ⅱ集は、楽しい詩も多く、気楽に読めるなぁと思ってきた。同時に、「雀のかあさん」「忘れた唄」「天人」「親なし鴨」「お乳の川」「幻燈」「赤いお舟」「ながい夢」等の重い詩が、なぜⅠ集に集中しているのだろうと、ぼんやり考えてもいた。

昨夜、塾のテキストを作っていて、ふいに分かった。二十歳で母と弟のいる大都会、下関の本屋・上山文英堂に居候することになったみすゞの居場所の無さが雪崩れ込んできた。

上記のタイトルだけで詩がわかる人はそうはいないだろうが、子雀が人間の子どもにつかまってしまっても、お屋根で鳴かずに見ている雀のかあさんをはじめ…母を亡き者としている「忘れた唄」「天人」。親のない子鴨の寂しさを謳った「親なし鴨」、天の川を見上げて涙を堪える「お乳の川」、思い出せない人の面影を追う「幻燈」、亡くなった父が迎えに来てくれるのを待っている「赤いお舟」、二歳の頃に帰りたいと謳う「ながい夢」…。

上山の後妻に入ったミチは、みすゞにとって母であっても、母ではなかったのだ。文英堂での同居が、こんなにも寂しかったのかと、みすゞの辛さが沁みてきて、私は泣いた。

「小さなうたがひ」「睫毛の虹」「私のお里」「お家のないお魚」では、自分はもらい子ではと謳い、ここではないどこかに私の本当のお里があると想像し、お家のないお魚は可哀相だなぁと夜の海を想っているが、そのお魚はまさにみすゞ自身なのだ。

全集読破、二巡目。Ⅰ集も半ばを過ぎて、やっと気付く事がまだあるなんて…！！！どこまで行っても勉強です。これから先、またどんな発見に出会えるんだろう？詩の言の葉の森での探検は続く。

明日は、地元・川越の蓮馨寺で続いている「みすゞ塾」です。
　http://www2.u-netsurf.ne.jp/~apro/html/lecture_regular/misuzu_juku.html　

金子みすゞを束ねないでｂｙ谷英美

どんなジャンルの「表現」も、「時代」と無関係には存在できません。

金子みすゞは、どんな時代の中で詩を紡いだのか…

７歳で大逆事件の空気を吸い…

関東大震災の時に東京にいた弟から、二十歳のみすゞは、何を聞いたんだろう？

昭和４年、命を絶つ前年にベストセラーとなった『蟹工船』を、みすゞも読んでいたはず。

「童謡」という叙情性でくくれる詩人ではないのではないだろうか…

「みんなちがってみんないい」という一言の奥にある想いを、一緒に探してみませんか？

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福島と陸前高田で、詩の朗読とお話をさせていただきます。

金子みすゞの詩の朗読とお話
「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ」

構成・出演　谷英美（えみ）

９月７日（金）１８：３０～
９月８日（土）１４：００～

＠ゆず沢の茶屋　離れの工房
アクセス
　http://yuzusawanochaya.sakura.ne.jp/info.html　

会費　２，３００円（高校生１，３００円）
おにぎりセット付

おにぎりセット準備の都合がありますもので、ご予約をお願いいたします。
０２４－５９３－５０８８（ゆず沢の茶屋）

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２０１８年９月９日（日）１４：００～
＠朝日のあたる家
　http://www.asahinoataruie.org/index.html　
入場無料

【お問い合わせ】
『アローン・シアター』事務局
０９０－６１４７－４１６０（佐藤）

【主催】
『アローン・シアター』
ＮＰＯ法人福祉フォーラム・東北
社会福祉法人朝日新聞厚生文化事業団

福島公演のご案内ｂｙ谷英美

ゆず沢の茶屋　いろりを囲んで
第７回 朗読公演
金子みすゞの詩の朗読とお話
「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ」
構成・出演　谷英美（えみ）

９月７日（金）１８：３０～
９月８日（土）１４：００～
会費　２，３００円（高校生１，３００円）
おにぎりセット付
＠ゆず沢の茶屋　離れの工房
アクセス
　http://yuzusawanochaya.sakura.ne.jp/info.html　
おにぎりセット準備の都合がありますもので、ご予約をお願いいたします。
０２４－５９３－５０８８（ゆず沢の茶屋）

谷英美、池袋東武デパートの沖縄展へ行く

川越の沖縄物産【真南風】新井さんのご紹介で、池袋東武【沖縄展】へ行ってきました～☆
川越の沖縄物産【真南風】
　https://www.facebook.com/mahaeoffice/?timeline_context_item_type=intro_card_work&timeline_context_item_source=100002113563307&fref=tag　
池袋東武【沖縄展】
　http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/event/detail/1613/　
新井さんと交流のある【オレンジキッチン】が出店しているということで、トムヤム春雨ヌードルをいただいてきました。
～２１（火）まで、良かったらぜひ行ってあげて下さいね！
今年の沖縄公演後、オレンジキッチンに行こうとしたのですが、TELが繋がらず…
今日、オーナーの宮城光枝さんとお話できて良かったです。
１５時頃で閉めちゃうんですって。
その日は仕方がないので、公演にいらして下さった金子盛勇さんとイオンへご飯しに行きましたとさ、めでたし×２．
来年も沖縄公演を実現できた暁には、ぜひオレンジキッチンに行きたいと思います。
　https://www.facebook.com/orange.kitchen2/　
P.S.宮城さんに「顔濃いからウチナーかと思った」と言われて嬉しかったです。

盆廻りｂｙ谷英美

来年２月２日（土）の『東京タワー』開催地は、何と、父の実家のある埼玉県北本市！！！

主催して下さる北本文化センターの担当者に、「北本縁の女優さんの公演ということで期待しています」と発破をかけられておりまして（大汗）…

頭を下げて参りました。

生きてる人だけでなく、帰ってきている魂たちにも「お帰りなさい」と手を合わせてまいりました。

送り盆は、同じ地域でも、今日のところと明日のところとあるようです。

お盆を過ぎると、「夏も終わるなぁ」と感じるのは日本人のアイデンティティなのでしょうか…

陸前高田公演ｂｙ谷英美

１０日から、彼女を連れて帰省していた息子が帰り、やっとチラシができました。

もう本番まで１ヶ月を切っているのに、１週間前に大きな公演が終わったばかりで、チラシ作りも広報も後手に回り焦っております（大汗）。

今年の高田公演は、金子みすゞの詩の朗読とお話。

震災前の２００９年、初めての高田公演も、みすゞの詩の朗読とお話でした。

まだ副市長だった戸羽さんがいらして、お忙しい中、最後まで聞いて下さいました。

この公演が金子みすゞを知るきっかけになったそうで、以来「好きな言葉は、みんなちがってみんないいいです」と言って下さり、大変嬉しく思っております。

震災後、２冊目のご著書「がんばっぺし！ぺしぺしぺし』の後書きでは私のことにも触れて下さり、光栄に思っております（が、恵美と名前の字が違ってて…）。

私も１００冊買い、公演会場で売らせていただきました。

高田では９年ぶりとなる金子みすゞの詩の朗読とお話、皆さんに楽しんでいただけるよう、がんばっぺし！ぺしぺしぺし！

海の町の詩人・金子みすゞの詩の朗読とお話
「見えぬけれどもあるんだよ　見えぬものでもあるんだよ」
２０１８年９月９日（日）１４：００～
＠朝日のあたる家
　http://www.asahinoataruie.org/index.html　
入場無料

【お問い合わせ】
『アローン・シアター』事務局
０９０－６１４７－４１６０（佐藤）

【主催】
『アローン・シアター』
ＮＰＯ法人福祉フォーラム・東北
社会福祉法人朝日新聞厚生文化事業団

…チラシをＵＰしようとすると、なぜか「二重投稿は禁止です」とエラーになってしまいます（汗涙）。

陸前高田とのご縁ｂｙ谷英美

『アローン・シアター』事務局の佐藤さんは、さいたま市の中学校で校長をしていたと投稿しました。
『東京タワー』にお母さんを連れて来てくれた教え子とは、また別の教え子・大橋冴くんは、陸前高田へ通っています。
震災のちょうど１年後のボランティア公演に同行してからは、私が行かれない年も毎年。
今年も、剣道を教えている子どもたちを連れて、七夕へ。
川原祭組にはまらせていただいてきました☆
そして、高田の実家のような天照御祖神社の美津子先生にもまたお世話になって…
私も来月９日（日）、朝日のあたる家に、また小さな舞台をお届けに行きますネ。
まだバタバタでチラシができてなくて（大汗）…再会を楽しみにガンバります！！！

観る朗読『東京タワー』by谷英美、後日談

何を隠そう、『アローン・シアター』事務局の佐藤さんは、さいたま市の中学校で校長をしておいででした。
今回、その教え子と、当時生安課（？）でお世話になった警察官が、それぞれお母様を連れていらして下さいました！！！
この作品を、母親と息子とで観劇するのは、双方かなり気恥ずかしいながらも、この舞台を息子にプレゼントしてもらったら、お母さん的にはめちゃめちゃ嬉しいだろうと思う。
お二方のお母様、とても喜んで下さったそうです。
愛する舞台で親孝行のお手伝いが出来るなんて、サイコーに幸せです☆

観る朗読『東京タワー』ｂｙ谷英美、打ち上げ秘話？

打ち上げは、美味しい串揚げの〈串まる〉さん。　
なんと、東京タワーをイメージしたお通しを用意して待っていて下さいました！！！
やっぱり、料理も舞台も最終的には心ですよね。
美味しい料理も、面白い舞台も、山ほどある。
そこから先、もっかい行こうと思うかどうかは、やっぱりハートなのだと思う。
原点を教えられたような気がしました。
このお通しで、テンションＭＡＸ、みんなで東京タワーになっちゃいました☆
で、記念写真は、両手を頭上で合わせ、東京タワーになりきってパチリ。
東京タワーになろうと言ったのはプロデューサー、ＮＹパワーハウスの中村裕子です。
ちなみに、精神年齢は小６だそうです。
私の精神年齢は中２なので、お姉さん（笑）？！！！
楽しい夜でした、ありがとうございました！！！

観る朗読『東京タワー』＠埼玉県川口市・総合文化センター〈リリア〉ｂｙ谷英美

おかげさまで、昨日、大好評のうちに無事終えることができました。

これが、運の尽きなのか、運が付いたのか、さだかではありませんが…

まさに本番を控えた昨日、家のトイレが壊れて流れなくなりました～～～（爆）！！！

観る朗読『東京タワー』ｂｙ谷英美、いよいよ明日です。

当日券まだございますので、よろしければぜひ☆

作中の好きな台詞、第２弾。

「わからんことは、いろいろあるたい…」という、オトンの台詞。

それに続く、地（リリーさん）の語り。

「人の気持ちは、一秒ごとに変化する、移ろう。強く決心したことも、揺らいだり、翻ったり、元に戻ったり、そういうことを繰り返す」。

ほんっと、そうですよね～～～！！！

だからこそまた、変わらない事、物、人の貴さをも想う。

観る朗読『東京タワー』ｂｙ谷英美、いよいよ明後日です

「親子は足し算だが、家族には引き算もある」。

おっかない名台詞ですね。

離婚の母、という谷のプライベートを知っている方には、この物語が私にかぶって見えているようです。

『万引き家族』ＶＳ観る朗読『東京タワー』by谷英美

『万引き家族』を観てから、『東京タワー』を観るか…

『東京タワー』を観てから、『万引き家族』を観るか…

皆さんは、『万引き家族』ご覧になりましたか？

リリーさんの妻（？）の取調べのシーンは、秀逸でしたね！！！

私は『ソフィーの選択』のメリル・ストリープを思い出しました。

『東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン』は、ほぼほぼリリーさんの自伝です。

『万引き家族』で人間汁を迸らせているリリーさんの出来るまでが、私の舞台をご覧いただくと、７５分で体感できます☆

今度の日曜日は、埼玉県川口市の文化センター「リリア」１階 催し広場へＧｏ！！！

８月５日（日）
昼の部　１４時～　／　夜の部　１８時～
開場は開演の３０分前・自由席

シニア（６５歳以上）・学生　２，０００円
一般　　　　　　　　　　　　２，５００円

【主催】ＮＹパワーハウス
【共催】（公財）川口総合文化センター
【協力】『アローン・シアター』、komado＋design
【後援】川口市教育委員会、ＦＭ Kawaguchi、川口銀座商店街振興組合

【チケット販売】
リリア・チケットセンター　０４８－２５４－９９００
リリア・ネットチケット　ttps://www.lilia.or.jp/ticketinet/1238
『アローン・シアター』taniemi.alonetheater@gmail.com